第五回 - 700字文体シャッフル
テーマ: 変身
投稿期間: 11月11日 ~ 11月13日
予想期間: 11月14日 ~ 11月16日
参加方法: 以下のグーグルフォームに必要事項を入力して送信してください
参加資格: 700文字以内,今まで世に出していない,1作まで,短歌でない,社会性がある,AI作でない,読解可能な文章である
Q and A
Q.文体シャッフルって?
A.みんなで匿名で文書いて、それを誰が書いたか当てる企画です!だから何書いたかいうなよ!
Q.過去作は?
A.下記リンクから文体シャッフルハブに飛べます!
Q.構文は?
A.by ukwhatn。偉大なる御大に感謝。
Touyou Funky
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著作
indonootoko
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著作
Musibu-wakaru
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著作
Sansyo-do-Zansyo
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著作
aster_shion
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著作
EianSakashiba
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著作
MikuKaneko
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著作
Kuronohanahana
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著作
kyougoku08
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著作
R_IIV does not match any existing user name
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著作
Ruka_Naruse
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著作
Xthought does not match any existing user name
---
著作
mitsuki1729
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著作
stengan774
---
著作
MtKani_666
---
著作
hitsujikaip
---
著作
islandsmaster
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著作
hallwayman
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著作
usubaorigeki
---
著作
KABOOM1103
---
著作
konumatakaki
---
著作
Jiraku_Mogana
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著作
meshiochislash does not match any existing user name
---
著作
pictogram_man
---
著作
Shishiza man
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著作
投票締め切り: 11月16日 23:59まで
以下のグーグルフォームに必要事項を記入の上投稿してください
- No.1
- No.2
- No.3
- No.4
- No.5
- No.6
- No.7
- No.8
- No.9
- No.10
- No.11
- No.12
- No.13
- No.14
- No.15
- No.16
- No.17
- No.18
- No.19
- No.20
- No.21
- No.22
- No.23
- No.24
- No.25
- No.26
- No.27
- No.28
- No.29
- No.30
- No.31
- No.32
- No.33
- No.34
- No.35
- No.36
- No.37
- No.38
- No.39
- No.40
- No.41
- No.42
- No.43
- No.44
- No.45
- No.46
- No.47
この作品の作者は'EianSakashiba'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba(3)' 'Touyou Funky(2)' 'Ruka_Naruse' 'ashimine' 'Hasuma_S' 'Musibu-wakaru(2)' 'Kuronohanahana' 'v vetman' 'islandsmaster' 'p51'
戦隊に入ろうと志したのは、特別な理由があったからじゃない。最初の方は人気者になりたかったとか下世話なものだ。コスチュームに身を包み、人知を超えたグロテスクな見た目の怪物に立ち向かう。そんなフィクションからそのまま出てきたような存在を社会は見逃すことはなかった。自分もその輪の中心にと。
だが現実には主役たちのバックアップが関の山で。市街戦になった場合の避難誘導とかヒーローたちが倒れた時に、なんて来るはずないのに無駄なトレーニングしている。それでも腐らずやれているのは彼ら戦隊がこんな自分にも分け隔てなく接してくれるからだ。裏方だが業界人になって戦隊の裏側を知っても彼らは完璧なまでの聖人君主で、超人的な力がなくても多くの人を何度も救ってきた。ヒーローは変身しなくてもヒーローで、当初の下心が消えた代わりにその在り方に対する純粋な憧れが生まれた。同時に、真の戦隊の在り方を知って自分は追いつけないだろうという諦めも生まれた。
今、目の前に倒れた隊員たちと倒すべき悪がいる。一般人が戦闘に巻き込まれないための避難誘導はもう終わった。自分も早く逃げるべきだ。彼らが敵わなかった相手だ。怪物がとどめを刺そうと隊員を一瞥する。
まだ、諦めていなかった。立ち上がれなくても怪物を睨むその瞳は燃えていた。その炎を見た瞬間に自分の体は動いていた。彼らが諦めていないなら、自分も。
「おい!こっちだ化け物!」
叫ぶ。奴の視線がこちらに逸れる。一秒でもいい。時間稼ぎになればいい。
ああ、震えてカッコ悪いけど、あんた等みたいにヒーローじゃないけど、フィクションみたいに変身なんてできないけど。
この瞬間だけでいい。力を貸してくれ。
この作品の作者は'KABOOM1103'さんでした!
予想結果: 'KABOOM1103(4)' 'Imerimo' 'Nekokuro' 'Jiraku_Mogana(3)' 'Dr_Kudo' 'indonootoko' 'Musibu-wakaru' 'SuamaX'
子供の為にプレゼントを買う親の気持ちはレジ打ちの男には分からない。店棚とメモ帳を交互に見つめるサラリーマンの気持ちも、レジで期待のこもった顔をするOLの気持ちも興味がない。
閉店間近に蛍の光を聞いていた時、ひどくやつれた中年が駆け込んできた。50は越えているだろうか、子供にプレゼントを買うような年代ではないしその風貌も誰かの父親とは思えない。珍しいタイプの客が動き回る様子に男は目を向けていた。不審な中年は大して値札も見ずに変身ベルトの入ったボール箱を掴んでずかずかとレジに歩いてきた。前かがみで焦るような歩き方は、親というより子供のような仕草だ。
中年はバーコードリーダーの赤い光をせわしなく見つめていた。あまりに不審なものだから、男は目を合わせないようにし、手早く紙袋を取り出す。袋の口を開けようとすると中年がストップをかけてきた。
「ここで開けていいですか?」
男は唐突な質問に混乱した。ええ…と澱んだ返事を返すや否や男は箱を開け、よれよれの革帯の上に変身ベルトを回した。ギチギチのベルトから派手な音声が流れると中年の顔色が良くなった。顔色だけではない、目にはハイライトが掛かるしだらしない猫背もピンと伸びた。薄汚れたスーツには光沢が宿っていた。中年は腕を斜め上に伸ばし、ポーズをとる。
「変身!」
男が呆然としているうちに中年は代金を支払い、揚々と出口へ歩き出す。「ありがとうございました!」中年は快哉な声を贈り、雪のちらつく夜の街に消えていった。男の耳には彼の激声がキンキンと残っている。
相も変わらず男に親の気持ちは分からない。だが、必要なのは分かることより忘れないことなのかもしれない。
この作品の作者は'Imerimo'さんでした!
予想結果: 'Imerimo(2)' 'Touyou Funky' 'indonootoko' 'Sansyo-do-Zansyo' 'Musibu-wakaru(2)' 'seda87ne' 'tateito(2)' 'SuamaX' 'Shishiza man' 'p51'
特撮で人が姿を大きく変える描写を見る度に、自分でも実現してみたいと考えることがある。超人的な力を得ることができなくとも、短いうちに姿を変えるということそのものに憧れるのだ。
しかし壁がいくつかある。まず質量保存の法則だ。変形後に体が大きくなったり、ごちゃごちゃした装飾をつけているものが多いが、その分の質量はあらかじめどこかに確保して置かなければならない。荷物として持っておくのが現実的かもしれない。
次に時間の問題だ。どこかから新しく身に着けるものを持ってきたとして、それをのんびり着るようではただの着替えである。こう、自動の、しかも一瞬で体の周り全体についてほしいものだ。
最後に、元に戻る方法である。任意のタイミングであっという間に解除できるものが多いが、往復で同じくらいの時間がかかっては格好がつかない。どうしたものか。
考えた末に、服に液晶画面を埋め込むことにした。あるのだ、そういう技術が。これに指示を打ち込めば、好きなときに好きなエフェクトで好きな姿に変身できる。体の外にエフェクトを出す技術は持っていないが、まあそこは妥協しよう。また、これでは顔や手の見た目が変わらないという問題もあった。服の見た目だけ変わってもあまり面白くない。そこを解決した結果、私は全身を液晶服で覆って街を徘徊する特殊な人間になってしまった。普段は顔の模様などを浮かべておくことで、特に問題なく過ごせている。まあ、60点くらいの満足度は得られただろう。そして、敵など現れないので、たまに人のいない森や崖などに行っては「変身!」と叫ぶのだ。
この作品の作者は'aster_shion'さんでした!
予想結果: 'Imerimo' 'aster_shion(3)' 'Jiraku_Mogana' 'tateito' 'yzkrt' 'meshiochislash(2)' 'v vetman' 'k-cal'
「meshiochislash does not match any existing user nameになりたい」
「なに、急に」
油断していたというのが半分、酒が入っていたというのがさらにその半分。残った四分の一は、お砂糖とスパイスと、こいぬのしっぽ。自分を形作るものが、ぐーんと伸びをしたのだ。
無責任に、不躾に放った言葉ではあるけれど、心の隙間から漏れ出た本音であることは確かで、急というのもその通り。でもまあ。
「こんな荒唐無稽なこと、不意にしか思いつかんしょ」
嘘をつく。いつ溢してもおかしくないと、そう思うくらいには、ずっと前から考えてた。
「酔ってんね」
「まあ。そっちもね」
肯定する。今度は嘘じゃない。
「俺は明日休みやし。ちなみに、なんでメシオチ」
「いや、メシオチじゃなくてちいかわでもいいよ」
今度も、嘘じゃない。本当は、ちいかわじゃなくても誰でもいいのかもしれないけど。
「それは失礼じゃん」
間髪入れずの返答。わかっているけど聞き返してみる。
「どっち──」
「ちいかわに決まってるだろ」
さっきよりも早い。わかってたけど。
「それはメシオチに失礼だろ」
自分もだけど。
歪な変身願望の行き着く先が、誰であろうと。少なくともそれを終着点として、苦労も、苦痛もその何もかもを軽んじているのだから。
自分に素敵なものが詰まっていないと諦めながら、かえるでもかたつむりでもなくこいぬのしっぽを選んでしまう愚かさすら、仕舞い込んでしまう癖に。
──ピロン。
「何の話ですか」
「メシオチよりちいかわのほうがいいよねって話」
「それは普通に悪口じゃん」
覚えてないと思うけど、あの時の顛末はこんな感じ。
この作品の作者は'Nekokuro'さんでした!
予想結果: 'KABOOM1103(2)' 'Imerimo' 'Jiraku_Mogana' 'Sansyo-do-Zansyo' 'ashimine' 'Musibu-wakaru' 'Kuronohanahana' 'SuamaX' 'yzkrt(3)' 'Dr_Knotty' 'H0H0'
変身ごっこという遊びが、僕が小学生の頃に流行した。
変身!と叫び、物陰に隠れ、服を着替えるなりして出てくる。
それだけの、何でもない遊び。
特に悪さをするでもなく、強いて言えば騒がしいだけなので、大人たちも容認していた。
変身ごっこが一番上手なのは、俊(しゅん)だった。
物陰への隠れ方も、変身のアイデアも、頭ひとつ抜けていた。
いつしか俊は一目置かれる存在となり、変身ごっこも校内に広がっていった。
しばらくすると、休み時間になればあちこちから「変身!」という声が聞こえるようになった。
グループ毎に方向性やテーマは微妙に異なり、ローカルルールのようなものも散見された。
そして僕らは「変身の本家」として、ある程度の尊敬を集めるようになった。
子供心に、嬉しかった。
俊への注目は、日を追う毎に増えていった。
廊下を歩けばすぐに捕まり、「変身を見せてくれ」とせがまれていた。
俊はその度に得意げに「変身!」と叫び、物陰へと飛ぶように潜り、そして変身して現れた。
「しゅんすごい!」
「しゅんだ!変身見せて!」
「え!しゅんいるの!?変身見せて!」
「変身!」
「すごい!なぁ俊、どうやってるの!?」
「くそー!俊には敵わないな…」
「変身!」
「俊師匠!あと1回だけ見せて!」
「変身!」
…
季節がひと回りもすれば、変身ごっこはもう完全に忘れ去られていた。
俊も、あれだけ拘泥していた変身ごっこへの興味をほとんど失ったようだった。
「あんなに注目されてたのに、寂しくない?」
帰り道、なんとなく聞いたことがある。
「流石にもう、人前で着替えるの、恥ずかしいかな…」
夕焼けに照らされて、彼女は答えた。
この作品の作者は'Jiraku_Mogana'さんでした!
予想結果: 'Imerimo' 'Nekokuro(4)' '1NAR1' 'Mtkani_666' 'Kuronohanahana' 'TOLPO(3)' 'v vetman(3)' 'k-cal'
視界が回り,線は曲がっていく。がなる頭に噴き出す汗。黒いしみはずっとおいかけてくる。耳元では死神が死ねよ死ねよと苛む。死神の誘いに乗りたい……許されるものなら。このクスリまみれの体からオサラバしたらどんなにか楽だろう。
辺りを見渡しても息をしている者はいない。腐敗した死体,死体,死体の山だ。爆撃を受けてからどれだけ時間が経ったのだろうか。死体は口無しで,どうにか原型をとどめている者は10日は過ぎていると教えてくれたがケチでそれ以上は教えてくれない。もう廃墟にはこの最悪なヤク中しか生き残りはいない。残機はゼロだ。それでもどうにかここから抜け出さなくてはならない。
崩壊した建物は足場すら曖昧だ。覚束ない足取りは何度も転倒させる。体が痛むのは打ち身なのか禁断症状なのか判断は難しい。身を潜めていたこの小基地は爆撃をくらいあっけなく潰れた。使えた人間はことごとく燃やされつくした。こうしてジャンキーが何か金目のものが無いかと漁りに来なければ何があったのか知る者は誰もいなくなっていたであろう。だからこのクズ人間に感謝すべきではあるのだが,肩を震わす寒気とめった刺しにされたような頭はそうは思わせない。
湧きだした足元の虫を踏み潰してゲロをぶちまける。潰しても潰しても虫は消えない。耳を塞いでも塞いでも羽音はなり続ける。だって頭の中に虫がいるのだから。またゲロを吐いて頭をふりかぶる。衝動的に首飾りで首を括りたくなるが拳を強く握り込みどうにか抑え込む。ああ,ああ,どうか早く別の身に変えてくれないか。
この作品の作者は'Touyou Funky'さんでした!
予想結果: 'Imerimo' 'aster_shion' 'Xthought(4)' 'tateito' 'kyougoku08' 'mitsuki1729(2)' 'konumatakaki' 'hallwayman'
落語「財団幾代餅」
世間には色んな流行り病がございますが、財団あたりだとこんな風変わりな病もあるんでございます。
「んで、女将、お医者の先生はなんつったんだ、エエ?」
「それが分かりゃしないって言うんだよ」
「ナニッ、先生でも診て分からねえってのかい」
「違うんですよぉ、先生が何をきいても清蔵ったらだまーって何にも言わないんですよお。まるで人が変わっちまったみたいに……」
「んだとアンチキショウ。せっかく先生がおいでなすったのに口も割らねえったあどういうつもりでえ。しょうがねえ俺が行ってくらあ。オイ清蔵、てめえ先生にダンマリ決め込むたあどういう了見だ」
「親方ァ……誰も俺の病気なんて分かりゃしないんでサァ」
「なんだとッ」
「自分の身体のことは自分が一番分かってるんでサァ」
「その口ぶりだとまるで心当たりがあるみてえじゃねえか。黙ってねえで洗いざらい吐いちまえ」
「実は……恋煩いなんです」
「ナニッ、恋煩いだと馬鹿野郎。色気付きやがって。で、誰に惚れたんだ。鬼食か」
「いえいえ……」
「安堂か」
「いえいえ……」
「じゃあ前原か」
「親方……そいつぁゴリラでさぁ……」
「まぁそれもそうだな……で誰なんだ、言ってみろ」
「その娘には収容に行った先で会ったんでさぁ……。きれぇなドレス着て……。あぁ、ユカ……ユカ……」
「今すぐこいつを終了しろ!」
というおなじみの噺でございます……。
この作品の作者は'MikuKaneko'さんでした!
予想結果: 'MikuKaneko(2)' 'pictogram_man' 'Sansyo-do-Zansyo' 'seda87ne' 'TOLPO' 'Utsuki_K(2)' 'SuamaX' 'usubaorigeki' 'Tsukajun' 'hallwayman' 'p51'
五月蝿い。目覚めたけれど、瞼は開かない。
生活の中で溜まった疲労に伴う体の怠さが離れない。
頭がじんじんとする。なんで朝からこんなに外が騒がしい?
睡眠を邪魔されたことへの憤りと、一度覚めてしまったからには立ち上がるしかないとの諦めがため息を惹き起こす。
決心を決めて、ぐっと起き上がるとともに時計を見る。5時56分。まだ日が出てちょっとしか経っていない。
拭いきれない不満を後に、一旦顔をさっと洗って外を見に行く。
ドアを開けると、寝ぼけているのかいつもより太陽からの光が赤く見える。
一歩を踏み出そうとしたそのとき、気づかないうちにふっと左足が軽くなる。
目を通して脳が左足を認識する前に、足が地面につく。足はそのまま沈んでいく。
やっと認識する。沈んでいるのではなかった。溶けてぐちゃっとなっている。
そのまま脚も溶けていく。理解が追いつかない。
左足は原型を留めていなく流動していて、そのままバランスを保てなくなって前に倒れ込む。
暖かい光を浴びた瞬間、身体の半分が軽くなっていく。
顔が地面に触れようとしたとき、鼻がべちゃっと音を立ててそのまま顔がのめり込む。
視界が途絶え、意識がふわふわとしてくる。身体の感覚はなんだか冷たいプールみたいだ。
また力が入るようになってきて、動かしてみるけれど全てが流れていく。
何もかも溶けているのかな。どんな感覚もわからなくなってきている中で、記憶のみが形を保っていた。
記憶はそこにあるけれど、わからない。
浮かんでいた記憶に光が差さる。
それは木漏れ日のようで赤かった。
身体は集まって、ちゃぷんと音がなる。
この作品の作者は'roneatosu'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba(2)' 'MikuKaneko' 'roneatosu' 'indonootoko' 'Ruka_Naruse' 'TOLPO' 'mitsuki1729' 'meshiochislash' 'Shishiza man' 'Tsukajun(2)'
「無理じゃね?」
時刻は夜11時半を周り、CSまで60時間を切っていた。
「青速攻とシープランド2つに5割とれるデッキなんかねえよ。何度もいうが戦うのはTier1だけじぇねえ、例えば連王対面だと"夢蜘蛛"も"嘆き山"も腐って、結局アグロで終わる。全員が余裕で3キル、上振れで2キルしてくる世紀末環境にみみっちい自作デッキが入る余地なかったんだわ。もう環境握るのが賢明ってことだろ」
「嫌」
「おめえがジョニー構築狂なのは分かってるけど、俺は無理。寿命削ってまでストレージ漁るのも駄目だ、限界」
ため息が部屋で爆発した。
「もうな、30分? くらい前からテキストが濁って見えるわ」
唐突に束が擦れる音が止まる。
「これ、組めるか」
「ハイランダーでもやんの?」
彼が持っていたのは"羊どもの国"シープランドのカード。
「それっきゃねえな。今回はトップメタ握って……次だな」
「いや、これを変える」
「……は?」
「デッキ作成の一番古典的な作り方をやる。既存デッキから肉をとって、骨の上に自分なりの皮を被せるやつ」
「……今から?」
「プランならある」
彼がふっと笑う。こいつはそういう顔をするやつだった。自分自身からさえも笑みがこぼれた。
「即ドロップしたらシバくぞ」
「いい練習相手になってくれよ」
長い夜が始まろうとしていた。
この作品の作者は'1NAR1'さんでした!
予想結果: 'KABOOM1103' 'aster_shion' 'Jiraku_Mogana' '1NAR1(2)' 'Sansyo-do-Zansyo' 'Hasuma_S' 'seda87ne' 'tateito' 'NorthPole' 'p51(2)'
義体技師を名乗った初老の男性は背を向けて端末に向かい、それによって初めて彼の後頭部が大きく禿げていることに気が付いた。
「段階を踏まずに全身をサイボーグ化することは極めてリスクが高いです」
「山ほど書類にサインしたでしょう。仮に私が後から文句を言ったとしても貴方は完全に法で守られています」
ベッドに横たわったまま自身の手を眺める。人差し指の爪の先が割れていた。20代の頃よりも少し骨ばって、血管が浮き始めた手の甲。
「脳核の移植に際して記憶も完全にフォーマットする。間違いないですね?」
「しつこいですよ、先生。書類に──」
「私の脚は完全に義体化しています。15年前の事故のせいという事になっていますし、恐らく実際にそうなのでしょう。しかし私にはその記憶がない。当時の私が、義体化に際して記憶処理を行ったから。」
自身の爪先から男に視線を移す。天井の照明の逆光の中でもグレーの瞳がいやに透き通って見えた。最初に会った時から私はこの男の目が嫌いだった。
「おそらく当時の私の判断は正しかった。PTSD、フラッシュバック、その他の葛藤に苦しむことなく過ごすことが出来た。それでも感じる事がある。足を失った時の痛みを、もはや誰も覚えていない事のうすら寒さをね」
「さなぎの中で幼虫は完全に融けて、蝶になる頃には、もはや別の生き物に生まれ変わる」
義体技師は表情を変えない。
「芋虫だったころの記憶を背負っていては、飛べないのよ、先生」
義体技師のグレーの瞳が彼の目蓋で遮られたのを見て、私はようやく安堵した。ネブライザーマスクがかけられ、私の意識は途絶えた。
この作品の作者は'pictogram_man'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba' 'roneatosu' 'stengan774' 'ashimine' 'R_IIV' 'usubaorigeki' 'Dr_Knotty' 'meshiochislash' 'islandsmaster' 'H0H0' 'Tsukajun' 'Tutu-sh' 'p51'
カフカが28歳で『変身』を書いてから数年、父の最期の日々が書き残されてから数年。元々は数センチだった体は日増しに巨大化して、今では人間と変わらない大きさになった。
夏も暮れ始める頃、繁殖の時期がやってきた。近くの公園や水路から、猛り切った雄の虫けらどもが湧き出てきて、暗く湿った田んぼ道の路肩に集まった。あまりに膨大な量のフェロモンに誘引されてきた、私と交尾をするために。
古本屋で昔読んだ本には、一部の生物は、死にかけると子孫を残すための最期の足掻きとして、子種を体外に排出すると書いてあった。母が私をどうやって産んだのかは定かではないが、私がこれを読んだとき、答え合わせが成された気がした。
母さんはいつも言っていた。人間であったことの尊厳を失ってはいけない、おまえの大きな体は父さんが人間だったことの証なんだ、おまえはいつか、人間の雄と交わって、子を残すんだと。
でも私は生まれた時から人間などではなかった。それでも私の中に確かに人間の絞り粕が残っているのを今まで感じていた。私は今日、それを消し去り、完全に虫けらと成る。
雄たちが群がって一つの不定形の影を地面に作っている。それ自体が一つの生命体であるかのように蠢いている。どの雄も交尾器をぶら下げながら触覚を振り周囲を探っている。
私はそこに飛び込んだ。黒い塊に大穴が空いた。
大きな体に無数の雄が群がる。どれも交尾器を取り出して、私の体に爪を引掻けしがみつこうと翅の下に続々となだれ込んでくる。私はそれを全て包み込み、翅はどんどん外側に膨らむ。その間も私の中には雄たちの一部が流れ込み続けている。
この作品の作者は'Dr_Kudo'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba' 'Dr_Kudo' 'Hasuma_S(2)' 'tateito' 'Kuronohanahana' 'v vetman(2)' 'Shishiza man' 'Tsukajun' 'konumatakaki(2)' 'p51'
ミカ姐の血に濡れて温かなソウル・ルージュを手に真夜中を走る。見上げると馬鹿みたいに大きな岩の塊、所々が空気摩擦で赤く輝く。あの隕石の勢いを数%落とす魔法に命を絞り尽し、ミカ姐は死んだ。ごめんね、微笑と共に制服が粒子に散った。
背後から急ブレーキ。丸い二つの明りが私を捉える。窓から半身を出したアキさん、庇った手に光るルージュを見て全部理解した。無言のまま車に乗り込み、私たちは決戦の地に赴く。
真冬の澄んだ空気の中、天に臨む機械からは金属の香りの混ざる白い靄が立ち上る。黒服さんたちが用意した切札の大砲は咆哮の準備を終えている。砲身に座って足を揺らすあの子を除けば。少し背伸びしたデザインの装束は、私達の歳では似合わないんだろう。宙に立ち上がった彼女は伝達魔法で私たちに話し掛る。
「あんた達の計画、ほぼ潰したよ。世界を救うぞって足掻きが無駄になる気分はどう?」
ついでみたいに、その目線が私を射る。
「ミカでも無理だったんだから諦めなよ。君じゃ器になれない。」
ルージュをギュッと握り締める。私の手の中でこの子は黙ったまま。あの子を核とした人々の絶望が、いつかの滅びを今と願う気持ちがあの隕石を召喚した。その接近で弱った人々の心が、ルージュを曇らせている。
……いや、違う。私は心から明日の到来を望んでいない。ミカ姐を殺して続く世界に生きたくないからだ。
俯く私の手をアキさんがルージュごと強く包む。ミカ姐の言葉を思い出す。核になる願いは些細でもいい、一つの道標。
ああ、どうか。私はミカ姐みたいに生きられない。けど滅びの最後の一時だけは、せめてあんな風に、誰かを守らせて。
そして、ルージュが輝いた──
この作品の作者は'indonootoko'さんでした!
予想結果: 'Touyou Funky' 'roneatosu' 'indonootoko(8)' 'NorthPole' 'meshiochislash' 'p51'
高校で出来た彼女を親のいない自宅に招くことになった。
高校は俺の地元に在って田舎道を自転車通学、彼女は都会から電車通学していた。この場合彼女を家に連れ帰る方法とは限られる。そう、二人乗りの出番という訳だ。
しかし、俺は二人乗りなんて今までしたことがなかった。田舎の小童ってのは皆自転車を持っている訳で、二人乗りをしなきゃならない機会は中々巡ってこない。この帰路には技能的な問題を孕んでいた訳だ。
だが、この「好機」を逃すことは出来ない。二人乗りなんていうのは小学生でも出来るのだから、俺に出来ない道理はないではないか。乾坤一擲、俺は田舎の畦道を彼女をのせてヨタヨタと走りはじめた。
自宅が近づいて来た頃、俺の思考は揺れていた。家について行われることなど一択であり、俺はそのことで気が散ってしまった。ハンドル捌きは制裁を欠き、彼女との会話にも身が入らない。その油断の刹那、俺の自転車は畦道の凹凸にタイヤを取られた。後輪が浮き上がり、後ろの彼女が振り落とされる形へ田圃に堕ちる。
彼女の手を取り、田圃から救い出す。彼女は、怪人泥人間に変容していた。さっきまでのボーイッシュで可憐で、俺の好み併せて伊達眼鏡を掛ける健気な彼女は居なかった。俺はどうすれば良いかわからなくなってしまった。
この作品の作者は'Sansyo-do-Zansyo'さんでした!
予想結果: '1NAR1' 'Dr_Kudo' 'Sansyo-do-Zansyo' 'Xthought' 'Hasuma_S(2)' 'Kuronohanahana' 'kyougoku08' 'islandsmaster(2)' 'santou' 'konumatakaki'
「上りきったなら、必ず降りないといけない」
「また人生の話?」
「降りるのが面倒だな、と思ってるだけだよ」
屋上に居る筈の彼女と通話を繋げながら、階段を上る。彼女はそれを望まないだろうから、急いで駆け上がることはしなかった。
「月がきれいだね。私が狼男じゃなくてよかった」
「狼男?」
「彼はきっと満月が嫌いだ。自分を怪物に変えるモノだから」
「ふうん。……ねえ、卒業式、なんで休んだわけ?」
返事は無かった。
「上りきっても、実際は何も変わらない。月を見たって変身出来る訳じゃない。でも、上ってる間はそれに気がつけないんだ」
「やっぱ人生の話なんじゃん」
「ふふ、うるさいなあ。……上りきって、辺りを見渡す。その時初めて、他の人が上ってる建物が、自分のよりずっと高いことに気が付いたら。どうすればいいんだろうね?」
私は応えなかった。代わりに少しだけ足を早める。程無く屋上のドアが見えた。呼吸を整え、ドアノブに手をかける。
瞬間、ドアが開いた。私が力を込めるより先に。同時に破裂音が響く。咄嗟に瞑った目を開けると、目の前には彼女がいて、クラッカーを構えていた。テープが私の髪にひっかかり、彼女の手元に繋がっている。
「ハッピーバースデー。驚いた?」
「……なんなの、ホントに」
「あれ、怒ってる? まあ来なよ。せっかくだから」
手を引かれる。屋上にはコンビニの袋が置かれていた。彼女が中からケーキを1つ取り出す。
「今日早退したのは、君が来なかったからだよ」
「なに、それ」
屋上に座りこむ。見上げると、一面の曇り空だった。
「月は?」
「さっきは見えてたんだ。信じてよ」
「……信じられる訳ないでしょ。馬鹿」
この作品の作者は'Ruka_Naruse'さんでした!
予想結果: 'Imerimo' 'Touyou Funky' 'roneatosu' '1NAR1' 'Dr_Kudo' 'Ruka_Naruse' 'stengan774' 'mitsuki1729' 'NorthPole' 'Dr_Knotty(2)' 'H0H0'
「その力は、君を影に追いやる物であるべきじゃない」
俺と、いや市長と密談に興じていた筈の実業家は唐突に話をそう切り出した。瞬く間に俺の姿は市長ではなくなり、動揺する俺を見て実業家はただ口角を上げる。
「私が君に、スパイより相応しい舞台を与えよう」
「……何のために」
「私は人が心動かされる様を見るのが好きなのさ」
実業家は指一つ動かせない俺の手を取る。
「初演は”シラクサの乙女”、書き下ろしたばかりの脚本だ。君に主演を任せよう……期待してるよ?ミス・アマーティ」
◇
己の姿を思う侭に弄ぶこの力、恨んだ事は無かったが、感謝した事もなかった。それがどうだ、俺は今、千二百の観客を意の儘に魅了している。水縹色のワンピースの裾から照明で煌めく毛先までが群衆の視線を恣にしているのだ。
解っている、彼らの目に映るのが俺ではない事など。だがそれが何だというんだ、俺の目には俺を称賛する眼差ししか映っていないというのに。その事実だけで俺の乾ききった承認欲求を満たすには十分だ。
舞台が終わり、観客の鳴りやまぬ歓声がカーテンの向こうに消えてゆく。
ああ、此処こそが俺の在るべき場所なのか―
◇
「彼はヒルトンさん、ここの後援をして下さっている」
「はぁ」
実業家が連れてきたのは如何にも金持ち風な男、その視線はじっとりと俺を捉えている。
「舞台の君を大変気に入って下さってね、君とご一緒したいと仰るんだ」
「……えっ」
実業家が俺の背を押し、男が俺の肩を掴む。
「粗相のないように、ミス・アマーティ。ヒルトンさんもどうかお手柔らかに、彼女は初めてなんです」
「何を、言って」
実業家は俺の耳元で囁く。
「私は人が心動かされる様を見るのが好きなのさ」
この作品の作者は'Mtkani_666'さんでした!
予想結果: 'Dr_Kudo' 'Mtkani_666(5)' 'Xthought' 'seda87ne(3)' 'kyougoku08' 'SuamaX' 'NorthPole'
春雷を待つ宵が無闇に暗かったあの日、口付けた貴方の背中、利き手の指先。オレンジピールとムスクが熱を帯びて香る首筋に顔をうずめる。私の喉は発語を忘れ、私の唇は言葉を忘れ、「好きです」のひとことさえ暗闇の端に追いやった。その日から、貴方の貌を思い出しては心臓の奥、からだの中の嘘をつけないところが強く痛む。その日の貴方はひどくあたたかだったことを、雪中の梅花よりあたたかだったことを、脳は悲しいほどリフレインする。
その日は私の中にだけ置き去られて、貴方は白いオートクチュールを纏う。凛と伸ばされた背筋と胸元のあざやかな薄紅の花、隣には綺麗な人。甘やかに祝福の鐘が鳴る、喝采とパステルカラーの紙吹雪。愛情と幸福がエメラルドの漣のように、人々のなかで光って寄せて返す。貴方の照れ笑いは慣れない主役になったせいか、それとも隣の人の所為なのか。投げられた花束は私の足元に音を立てて落ちた。拾い上げたそれは波打際の釦のように、愛着を宿して黙する。人波の向こうに放ることが出来ない、どうしても、花、麗しくて―蝶。
夜に全てを預けて触れ合ったあの日、私たちは陽光の温もりに飢えたキャベツの裏側の芋虫だった。今、あなたは白い翅の蝶として紺碧の空へ軽やかに旅立つ。あまりに優しい、あなたは変わった。わるい魔法が解けたように真実の愛が貴方を変えた。日蔭の蟲だったのに、妖精の王みたいに眩しくて優しい。泥濘に落とされた死に損ないの蛾である私は、教会からそっと立ち去るしかなかった。―殺して仕舞えばよかった!死んだのなら私の隣にいてくれた日のまま、変わることなどなくて―でも、今日の貴方のなんて美しいこと―まるで、蝶。
この作品の作者は'stengan774'さんでした!
予想結果: 'KABOOM1103' 'aster_shion' 'Jiraku_Mogana(2)' 'Ruka_Naruse' 'Mtkani_666' 'stengan774(3)' 'kyougoku08' 'mitsuki1729' 'Utsuki_K' 'santou'
「貴様らの悪事、俺が見逃さん!変身!」裂帛の掛け声とともに、不条理塊は甲虫戦騎ビートルーパースティンガーへと変身する!
それでは変身のプロセスを詳しく見てみよう!まず音声コードを読み取り起動したのは不条の腰に接続された変身機構XAMZAドライバである!問題なくドライバの起動を確認した不条は、泥棒男爵団により蹂躙されつつあるビル群を尻目に帰宅した。
不条の家は渋谷初台のアパートつづれ荘(築31年)である。かび臭い自室に戻った不条は、外の喧騒にも慌てず妹が用意した水とカロリーメイトを腹いっぱいに詰め込んで万年床へと体を横たえた。装着者が安静(Rest)状態に移行したことを認識したXAMZAドライバは直ちに不条の肉体を覆う外殻を形成し、そのフォルムは蛹のような褐色に艶めく円筒形へと姿を変えてゆく!
甲虫戦騎スティンガーは虫が持つ神秘の能力を借りて闘う戦士!その変身能力は昆虫の完全変態の原理を利用したものだ。すなわち蛹の中で不条の肉体はドロドロのクリーム状へと溶けた上で、彼は新たに強固な外骨格を持つ甲虫戦騎へと再構成され変貌する。スティンガーが蛹から目覚めた時、正義の毒針はその複眼に映る悪を決して許さない!
所要時間は73時間、変態中は絶対安静。
ついに現れた泥棒男爵団の巨大ロボ、ファクトリ666が振るう腕が飛び交う報道ヘリの一機を打ち落とす!墜落したヘリが直撃し崩壊するつづれ荘の中、瓦礫により蛹が潰れるその一瞬まで、不条は正義の夢を見ていた。
この作品の作者は'ashimine'さんでした!
予想結果: 'Imerimo' 'Sansyo-do-Zansyo' 'ashimine' 'R_IIV(2)' 'seda87ne' 'kyougoku08(2)' 'Utsuki_K' 'NorthPole' 'Dr_Knotty' 'p51'
「ここ、見えるかしら」
彼女は眼鏡を外して、左の目蓋の上側を指差す。よくよく目を凝らさないと分からない程小さな傷跡が、そこにはあった。
そんなの僕は気にしないよ、と言う前に彼女は再び口を開く。
「中学の頃ね、体重が90kgあったの。体質の問題でね」
彼女は両腕で、自身のスラリとした体つきを撫で下ろした。40kgないと言われても信じられる程の美しい細身だ。
「醜いとか豚だとか言われて、男からも女からも虐められたわ。一番酷かったのはそう、石を投げ付けてきた子だったかしら。この傷はね、その時つけられたの。」
上目遣いで、僕をそっと見上げる。そうだこの瞳を好きになったんだ。
「頑張ったわ。痩せた、って一言じゃ言い表せないぐらい努力した。今の見た目になれたのがちょうど大学生になった頃。途端に周囲の反応も一変したの。」
彼女はスッ、と目を細めた。蛇のようなその睨みに僕は動けなくなる。
「人が変わったみたいにチヤホヤしてくる連中を見て決めたの。以前の私を馬鹿にしてた人達の優しさは絶対に信用しないって。」
彼女は再び眼鏡を掛ける。太陽光の反射で、瞳が見えない。
「だから貴方と付き合うなんてことは絶対に有り得ないわけ。お分かり?」
心臓が、キュッと縮み上がった。声が上擦って出て来ない。
「本当に驚いたわ。足を踏んだ方は、ってよく言うけど、ここまで自分のしたことに無頓着でいられる人もいたのね。過去を振り返らないっていうのはとても素敵なことだけど。」
彼女は今、どんな目で僕を見てる?
「苦しい?フラれた痛みって。しっかり覚えておいて。貴方にぶつけられた石の痛みは、こんなものじゃなかった」
この作品の作者は'Xthought'さんでした!
予想結果: 'Imerimo' 'MikuKaneko(4)' 'pictogram_man' 'stengan774' 'Xthought' 'mitsuki1729' 'meshiochislash(2)' 'Tutu-sh'
ずっと変わらなくてはと思っていた。
大きな理由があるわけではないけれど生きづらい。
感情を殺して仕事をこなして、ストレスを抱えて。
でも正しいのは社会だと、自分を変えなければと日々を過ごしていた。
久々の休み。幸運なことにチケットを取れたからライブに赴いた。
彼の事は昔から好きで、ニコニコ動画のボカロPだった頃からのファンだ。
いつの間にか彼が大きくなって、国民的歌手になった今でも彼の音楽は好きで聞き続けている。
そんな彼の2年半ぶりのライブツアーのタイトルは『変身』。その二文字は、いつまでも変われない自分には少し眩しく感じられた。
大阪城ホールがのスタンド席につく。会場が暗くなって、ライブが始まる。モンスターが近づいてくる映像が流れて、同じ格好をした彼が登場してセットリストが始まった。
素晴らしい楽曲の合間、ライブ特有の語りの時間。一体何を語るんだろう、と耳を澄まして一言一言を聞き逃さないようにする。
「どんなもんかな?と不安な思いもあったけど、いざ始まってみればそんなに変わるもんじゃないな、と。要するに、自由に楽しんでくれたらっていう話ですね。……人生はクソだけれど、今日がそうじゃなければいい。今夜もそんな思いが叶う一日であればいいと思います」
“変身なんかしなくていい、自分らしくあれ”
『変身』というタイトルに込められた意味は色々あるだろうけど、彼の言葉はそんな答えを与えてくれたように感じて、なんだかとても安心した。
いつかまた自由な一日の為にライブに来よう。
そんなことを考えているありのままの自分の顔は涙まみれで、きっと見るに堪えない物だった。
この作品の作者は'Hasuma_S'さんでした!
予想結果: 'aster_shion(2)' 'roneatosu' 'stengan774' 'Hasuma_S' 'R_IIV' 'Utsuki_K' 'yzkrt' 'islandsmaster' 'santou' 'H0H0' 'k-cal'
ある朝のこと、私は気がかりな夢から目ざめたとき、自分の部屋の外で大きな何かがぶつかっているのに気づいた。頭を少し上げると、時計は午前七時を指す。確かにいつも朝ご飯で呼ばれる時間である。ならば、起きて外に出るのが道理だろう。すっかりずり落ちたかけぶとんを退け、扉を開ける。すると、音の主が茶色の腹を見せ、たくさんの足が私の眼の前にしょんぼりと光っていた。
アレはこのような見た目なのか。私が抱いた最初の感想はこれだった。普通の朝ご飯、父親も母親も姿以外はいつもの通りに過ごしていた。通勤の駅の中も、電車の中も、私はあれらに囲まれていた。職場ですらも、たくさんのそれらが忙しなく蠢いていた。でも、違和感はなかった。
意外にも仕事はつつがなく進んだと思う。彼らが話す言葉は、昨日まで同じだったはずなのに、今は全くわからなかった。だから、パソコンの前で、知らない言葉を知らないまま打ち込む。誰に何を話しかけられても、貼り付けた笑顔でただ首を縦に動かす。表情なんてわからない。 接し方なんて知るわけない。それでも問題なかったのはどうしてだろう。薄暗がりのベッドの上で小さく身じろぐ。「あ」とちいさな気づきの声が私から漏れ出た。
スマホを取る。テレビを見る。アルバムを開く。写真が落ちる。親愛なる両親も、無二の友人も、昔焦がれたあの子も、憧れの先輩も、好きだった歌手も、皆同じ姿で、皆知らない言葉を使っていた。
ついぞ、そうではないものを見つけることはできなかった。私の中に誰一人"人間"はいなかった。ただそれだけのことだった。
私は母に「もう起こさなくていいよ」と言った。母らしきものは首を傾げた。
この作品の作者は'Musibu-wakaru'さんでした!
予想結果: 'KABOOM1103' 'Jiraku_Mogana' 'roneatosu' '1NAR1' 'Ruka_Naruse(2)' 'ashimine' 'Musibu-wakaru' 'islandsmaster' 'santou' 'H0H0' 'k-cal(2)'
マスクを被れば、おれはたちまち怪物になった。帰れコールが空気を、おれの身体をビリビリと震わせる。その時おれは水を得た魚のごとく勢いづき、パイプ椅子を敵に叩きつけたのだ。
マスクを外せば、おれはたちまち人間に戻った。快速列車の扉近くに立つおれはリング上の威厳をすっかり失い、ガタゴトとただ揺られる。おれがファイターであることを思い出すのは、きまってテレビでマスクの怪物を観る時だけだ。
ネコを拾った。餌を買ってきて名前を付け、動物病院へと連れて行く。リング上で一切迷うことのなかったおれは、一匹のネコを前に何度も狼狽することになった。
一方でおれはますます怪物でもあった。おれが椅子で敵を殴る度、ギャラが増えていくように感じた。命には金がかかった。
ところが、おれから生の引っかき傷が減り、ネコの頬擦りが増えてくるにつれ、おれの中の怪物は希釈されていった。怪物と人間の境目が曖昧になり、互いに溶け合ってただの「おれ」になろうとしていたのだ。かつて敵を殴っていたおれは真に怪物だった。しかし今は、そうするたびにネコがちらついてかなわない。一瞬だけおれが何を殴っていくのか分からなくなる。それがどうしようもなく怖かった。
ある日、ネコは病院からむつかしい漢字が並んだ病名を貰って帰ってきた。命には金がかかる。
おれは怪物に変身できない。だがそれで良かった。おれはおれで、おれとしてリングに立つ。おれはネコの身体に潜むウイルスを思い浮かべて敵を殴る。ネコの病気がウイルス性のそれかどうかは分からないが、些細なことだった。おれはネコのためだけでなく、自分のためにもリングに立っているからだ。
今日もおれは怪物の真似事をする。
この作品の作者は'R_IIV'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba' 'pictogram_man' 'Xthought' 'R_IIV(3)' 'tateito' 'TOLPO' 'mitsuki1729' 'NorthPole' 'Dr_Knotty' 'Shishiza man' 'H0H0'
アラームを叩いた衝撃で崩れ落ちた空き缶が、ちょうどおでこに当たった。
痛い
差し込む日差しをカーテンで拒否する昼下がり、ボサボサの髪をかきあげて洗濯機のスイッチを押した。
貯まった洗濯物、ゴミ袋、使われていない流し台。
冷蔵庫の中には何時もの銘柄のビールが2本。
買い物に行かなきゃいけない。めんどくさい。
呼吸をする度にため息が出ている。
よれたTシャツに掠れたジーンズ、傷だらけのベルトをして外に出る。
ヴァンパイアもきっとこの光が嫌いで夜型になったんだろう。
人は通りすがる他人に対して無関心だ。
でもそれはその他人が余程魅力的なものを携えていなければ、の話。
何も無い買い物を終えて家に戻る。効きにくい冷房をつけて、揺れるカーテンをただ眺めている。
生ぬるい部屋に生ぬるいビールを飲みながら、無意味な一日は夜に差し掛かる。
ここからは私の時間。私じゃない私が目を覚ます朝。
冴えない蛹が、目を引く蝶へと変貌する。
クローゼットの中でたった1人だけ精悍に佇むスーツを引っ張り出して足を通す。
メイクを済ませ知り合いが持ってきたハイヤーにのる。
最後に白いグローブをつけて、あるビルの一室に足を踏み入れる。
椅子に座った男が1人だけ。微動だにせず座っている。
「じゃあ、まかせた」
そう言って後ろの知り合いは出ていった。
今日は白が赤に染まるまでに仕事を終えられるだろうか?
鈍い金属の色が彼女の黒い瞳に反射して、悲しそうな笑顔を彩っている。
この作品の作者は'seda87ne'さんでした!
予想結果: 'Touyou Funky' 'indonootoko' 'Musibu-wakaru' 'seda87ne(2)' 'tateito' 'kyougoku08' 'mitsuki1729' 'usubaorigeki(2)' 'Shishiza man' 'Tsukajun' 'konumatakaki'
がちゃがちゃ、ガラガラ。音が聞こえる。
行ってはいけない。あの音が聞こえる時はじっとしているべきだって、婆ちゃんが言ってた。
がちゃがちゃ、ガラガラ。でも、本当にそうなのかな?楽しそうな音。村の駐在さんがあれはおもちゃでできてるって話してたんだ。
がちゃがちゃ、ガラガラ。独り占めしたい大人が内緒にしてるだけじゃないのかな?俺たちはかっこいいだろって言いたい芸術家が作ったアートってやつなのかも。図工の時間に習ったやつ。
がちゃがちゃ、ガラガラ。ちょっと様子を見に行くだけでもだめかな。見るだけだったら、きっと大丈夫だよね?
がちゃがちゃ、ガラガラ。音がどんどん近づいてくる。おもちゃの大行進だ。
がちゃがちゃ、ガラガラ。見つけた!窓から見上げたら、そこには大きな恐竜の顔。待ってて、今行くからね!
裸足のままで窓を開けて、すぐそばの恐竜に思い切り飛び込む。クロールみたいに両手を使って、がちゃがちゃ、おもちゃの海を掻き分ける。ガラガラ、色とりどりのおもちゃの洪水。
あれはテディ?ぼくのテディだ、生まれた時に貰ったふかふかの縫いぐるみ!家のどこかにかくれんぼしてると思ってたけど、こんなところにいたんだね!
がちゃがちゃ、ガラガラ。あそこにあるのはクラスのたかしくんが自慢してた空を泳ぐヘリコプター!欲しかったんだ、触るだけならきっとたかしくんも許してくれるよね。
がちゃがちゃ、ガラガラ。楽しい音。
もっとたくさん、この楽しいものを見たいなぁ。
恐竜は変身する。欲を取り込み膨らんでいく。がちゃがちゃとおもちゃのひしめく音を響かせながら。ガラガラと村一つ覆うほどに大きく。
がちゃがちゃ、ガラガラ。
この作品の作者は'tateito'さんでした!
予想結果: 'Jiraku_Mogana' 'Dr_Kudo(2)' 'indonootoko' 'Musibu-wakaru' 'tateito' 'TOLPO' 'mitsuki1729' 'yzkrt(2)' 'meshiochislash' 'islandsmaster'
「ロン、それだ」
🀇🀈🀉🀝🀞🀟🀑🀒🀒🀓🀓🀗🀗 🀔
「平和のみ、1000点」
「お前の逃げ切りで終わったか」
🀇🀇🀇🀌🀌🀌🀚🀚🀚🀒🀒🀅🀅
私はオーラスでの逆転手を伏せて崩す。対面の幼馴染の友人に振り込んで終わった。
「なんか締まらない終わり方になったな」
「そんなもんだよ」
「もう一局やりませんか?」
上家の童顔の後輩が無邪気に言う。
「そろそろ終電だ」
「そんなん言うても僕まだ今日トップ一回も取ってないですし、やりましょうよ」
下家の関西訛りがある後輩も迫る。
「こうやって集まれるんも難しなるかも知れませんし」
「だからだよ」
「そうだ」
俺達は卒業し、新卒就職し、サラリーマンになる。俺は明日入社式だ。サラリーマンとなれば学生のように自由な身分ではありえない。
会社に尽くし、妻を娶り、部下を従え、出世していく。それが人生の正しいレールというものだ。
日付が変わると共に魔法は解ける、おとぎ話のようだが。
「人間って下らないですね」
「別に人間だけじゃない。昆虫だって蛹から羽化したら似たようなものだろ」
大学生活や就職活動を通じて、学生は絶望を蓄積しつつ大人となる。
銀河鉄道999という漫画では主人公が機械の体をもらうという事となったがそれはネジのことだった。
アレは今思えばそういう意味だったのか?
「別に麻雀ぐらい社畜でも打てるやないですか」
「今ここで打ってた麻雀と質的に違うな」
俺と友人は精算を終え、席を立ち、終電に向かった。
夜空には満月が煌々と輝いている。この先、夜空を見上げてその美しさを感じられる瞬間がどれほどあるだろうか。
この作品の作者は'Kuronohanahana'さんでした!
予想結果: 'roneatosu' 'Dr_Kudo' 'Xthought' 'R_IIV' 'Kuronohanahana(5)' 'TOLPO' 'Dr_Knotty' 'santou'
ホグワーツ城の校庭の湖で泳いではいけないという校則がある。正直、そこまで厳密に守られてはいない校則だ。悪戯好きの生徒は時々この湖に棲む大イカにちょっかいかけて遊んでいたし、毎年学期末、夏休み直前辺りになれば何人かが勝手に泳いで水魔に襲われて医務室のお世話になっていた。そんな湖の畔で、僕はうつらうつら舟を漕いでいた。
今日は午後から薬草学の授業だったはずだ。けれど僕はどうしても行く気になれず、午後の授業をすっぽかしてここにいる。勤勉と謳われるレイブンクロー生としては、あるまじき行為。しかし今はどうにも授業に出る気分にはなれなかったのだ。膝を抱えてぼんやりしているうちに、そろそろ日が沈みかけていた。
「やっと見つけた。午後の授業サボって何してんの」
頭上から降ってきた声に顔を上げると、そこには僕の同室の彼がいた。僕の隣に腰掛けながら、彼は僕と同じように湖を見つめた。水面は夕陽を浴びてきらきら輝いている。眩しくて目を細めた。
「大イカに変身術でも掛けようかと思ってさ」
そう言うと彼は小さく笑った。彼はレイブンクローには数少ない冗談のわかるやつで、僕は彼のそういう所が好きだった。
「じゃあでっかいタコにしちゃおうよ」
「あんま変わんなくねえ?」
僕らはやりもしない悪戯のアイデアを出し合って、くすくす笑い合った。いつの間にか日は沈んでいて、湖の向こう側で大イカが僕らを追い立てるように触手をゆらゆらと動かしていた。
この作品の作者は'TOLPO'さんでした!
予想結果: 'Imerimo' 'Mtkani_666' 'Xthought' 'Musibu-wakaru' 'tateito' 'TOLPO(2)' 'mitsuki1729' 'Utsuki_K' 'yzkrt' 'Dr_Knotty' 'Shishiza man' 'k-cal' 'p51'
車で10分ほど走ってショッピングモールに行く。何か明確な目的があって行くわけではない。着いてから数分歩くと、少し開けた広場に出る。自動ドアを抜けて目に入るのはやや曇った空と、コンクリート。視界の真ん中には小さいステージ。普段であれば取り立てて催し物があるわけでもなく、空のステージがあるだけ。この場所を歩く人間の目もまた、同じような目をしている。移動の時なんてそんなものだ。
今日来た時には雰囲気が明らかに違った。ステージの周りには、少々の子供を含む小さな群衆があった。どうやら、地元の特に知られてもいないヒーローがピンチに陥っているようだった。こんなものでも子供たちからすれば面白いようで、ステージ上の司会の女性が「みんなで応援しよう!」と呼びかければ、どうしてかとても大きな声で「頑張れー!」と返ってくる。とても普段からは考えられない熱気がそこにあった。
さて、ヒーローは応援の力でピンチから逆転する。格好良さそうな──それでいて少しダサくて時代遅れな──ポーズをする。別に姿はこれっぽっちも変わっていないが、子供たちの目はヒーローの変身を目にしていた。悪に取り囲まれていたヒーローは、アクロバティックなキックやパンチで悪を倒していく。そして、ありきたりな台詞とファンサービス。これで変身しない変身ヒーローショーの幕は降りる。
広場に来る前に買ったサーティワンのバニラアイスを食べながら、この様をぼんやりと眺めていた。見てみると、アイスは少し溶けていた。
この作品の作者は'kyougoku08'さんでした!
予想結果: 'Imerimo' 'Jiraku_Mogana(4)' 'roneatosu' '1NAR1' 'stengan774(2)' 'tateito' 'k-cal' 'konumatakaki'
ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分が異世界アプフェルにいることに気付いた。
グレゴールは、慣れない環境ながら当面の職と住居を求めようと思い、あぶれ者が集う冒険者ギルドの片隅に籍を置いた。はじめての依頼は近隣のゴブリン退治で、仲間――おおくは酒を飲むだけのごろつきだった――が最後の息を吐き、顎を落とす姿には全身に掻きむしりたくなるような寒気を覚えた。最後に残ったグレゴールと治癒術士のグレーテルへ、せむしのゴブリンが錆びた鎌を振り上げる。「こうなるなら最初から朝の5時には起きておけばよかったのだ。ばかやろうめ、野蛮人め、だがまったくおれはそれによって殺されるのだ」さきほどからの寒気はついにグレゴールの脳天から爪先までに感じられ、次第にはっきりといくつかに別れたことに気が付いた。グレーテルが悲鳴を上げ、ゴブリンですらひくひくと生まれた仔馬の様に後じさった。
グレゴール・ザムザは自分が一匹の巨大な毒虫に変ってしまっているのに気づいた。
虫への変身能力を手に入れたグレゴールはゴブリンを全滅させ、グレーテルと共に追われる身となった。彼にとってこれは意外なことに思えてならない。「当然のことよ、あなたは穏やかじゃないのだから」とグレーテルが言うため、そういうものかと彼は静かに自分を納得させた。グレーテルは彼女の故郷を襲った人喰い魔物を倒す手段として、グレゴールに僅かな希望を見せるのだった。
しばらくのち、2人が人喰い魔物と出会い、グレゴールが変身すると魔物は身じろいだ。かと思うと身を飜して、叢に隠れた。ややあって、低い声が答えた。
「自分は隴西の李徴である」
この作品の作者は'mitsuki1729'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba' 'Touyou Funky(3)' 'Dr_Kudo' 'Musibu-wakaru' 'tateito' 'mitsuki1729(3)' 'Shishiza man' 'hallwayman'
変身と言いますと、まあ当然色々あるわけですが、須くえっちであると私は思う訳です。
一般的な性癖を持つ人間の最も身近に在る変身と言えば、やはりプリキュア等の変身ヒーローものでしょうが、其れ等変身ヒーロー系を好む性癖の方は比較的多く見受けられます。。斯く言う私もDisney+で配信されているミラキュラス レディバグ&シャノワールに性癖の破壊の一端を担われた経験を持って居ります。又、ラバースーツを好む性癖の方はウルトラの母が性癖の端緒となった方も多いと聞きます。
次に、らんま1/2などが代表的であるTSが在ります。此の性癖には、他の変身系の性癖とは異なり外科的な方法での達成が可能であると言う特徴が有ります。然し、不思議な事に、TS性癖を持っており、且つ外科的な方法でのTSを達成している方を見掛ける事が殆ど在りません。此れは性別を転換する際の変身の過程にこそ性的興奮を感じて居るという事を示唆して居りましょう。
TSと字面上間違えられ易い性癖にTSFが在ります。此方は界隈がケモナーと半ば融合して居る素振が在り、正確な線引きは非常に難しいと言えます。変身の過程に性的興奮を感じる点ではTSと近しい物と見做す事も出来ましょう。
最後にお話する性癖は固め/状態変化に致します。此のジャンルの特徴は、当然変身の過程にも性的興奮を感じて居るのですが、変身後の状態に対しても同じジャンルで扱う事が出来ると言う点に在ります。又、変身前後の差が他の性癖に比べて大きくかつ身体全体に亘ると言う点も特徴です。難点は物理的実現が大抵の場合死亡に直結する点でしょう。詰り、人類の身体的限界を超えた先にこそ真の性癖が在るのです。
この作品の作者は'Utsuki_K'さんでした!
予想結果: 'Imerimo' 'Touyou Funky' 'roneatosu' 'ashimine(2)' 'Xthought' 'kyougoku08' 'Utsuki_K' 'usubaorigeki(3)' 'hallwayman' 'Tutu-sh'
向こうから告白してきて、付き合い始めてから、もう半年になります。違和感を覚えたのは、彼女の浮かべる笑みが、いつもと違うことでした。決め手は、先月の夏祭りでの会話です。一緒に屋台を回っている時、彼女に何気なく、チームメイトの坂田についての話をしました。すると彼女は「その人のことは、覚えていません」と、大声で言いました。これはもう、絶対に、おかしいです。
私は、彼女は本物ではなく、誰かが姿かたちをまねてすり替わっているのだと、気づきました。それから、普段のおしゃべりで鎌をかけていると、どんどんとぼろが出てきます。僕に対する態度も、次第によそよそしくなっていきました。
そして先週、下校途中で彼女に話しかけた時です。彼女は急に、僕の名前を大声で叫んで、僕と反対にいた男に、抱き着きました。しかし、それは僕と全くの別人(もちろん)です。その男は、しかも、僕は何もしていないのに、殴りかかって、きました。なんとか、逃げられましたが、すぐに分かりました。あれも、絶対に、僕に変身して、なり替わろうとしているのです。
開き直ったあいつらは、もはや、ごまかすことさえやめました。通学途中、電車の2席分離れた位置から、こそこそ悪い話をしています。毎晩家まで来て、僕が眠りかけたタイミングで、大声で悪口を言います。コンビニの店内放送で、嫌な噂を流しています。(多分放送部に、圧力をかけているんだと思います。一度、バイトの人に文句を言って、止めさせましたが、すぐ元通りになりました)
ですが、本物の彼女は何も悪くないのです。(当然ですが)今は、とにかく、あの偽物を捕まえ、本物の彼女を、絶対に、助けないといけません。
この作品の作者は'SuamaX'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba(2)' 'Nekokuro(2)' 'Mtkani_666' 'Hasuma_S' 'Musibu-wakaru' 'SuamaX' 'yzkrt' 'Dr_Knotty' 'meshiochislash' 'islandsmaster'
人魚は天国に招かれないと誰かが言った。
曰く、人魚は魂を持たないので、人間と人魚が互いを深く愛し合い、その人間の魂を分かち合わなければならないのだと。
そんな話を聞いた。
私が陸で再会した王子は優しい人だった。声が出ず、満足に歩けず、その上身寄りもない私に手を差し伸べ、食料を恵み、その上旅に連れ出してくれた。これが王子からの好意に裏付けられた行為なのだということはなんとなく分かっていたし、私も王子に好意を寄せていた。少なくとも王子と旅をするまでは、今すぐにでも「実は私が貴方の命の恩人なのだ」と正体を明かせば間違いなく結ばれると、そう確信していた。
王子との旅の途中、色々な人間の営みを見て回った。人間の生活を、家庭を、労働を、葬儀を見る度に、否が応でも人間という種族と人魚という種族の違いを理解させられた。もし私が人魚であることを彼に打ち明けても──そして彼がそれに応じてくれたとしても──絶対にまともな交流が行えるわけがないのだと、泳ぎ方すら朧気になるような月日を通してやっと理解した。
最初に人魚の魂の話を考えた奴はとことん性格が悪いと思う。人間が人魚を愛することなんて万に一つも起こらないし──万が一そんな人間がいたとしても、そんな愛程度で異種族間の溝を埋めることなんてできるわけがないのに。
当たり前の事を確かめるのに時間を使い過ぎて、もう簡単には戻れないところまで来てしまった。
私はいずれ海の奥底で泡になる。覆ることはない。恐らく近いうちにこの関係は破綻する。
ただ、それでも今は旅をする。そう決めている。
この作品の作者は'usubaorigeki'さんでした!
予想結果: 'Jiraku_Mogana' 'ashimine(3)' 'Musibu-wakaru' 'SuamaX' 'usubaorigeki' 'Shishiza man' 'H0H0' 'Tsukajun(2)'
授業中、退屈な話を聞きながら妄想していた。
変身能力を手に入れたら、小人になりたい。
人差し指をじぃっと見る。ここに付いている指の肉が、ほんの少しだけ千切れる。その千切れた肉の一部がぐるぐる巻いて脳を作り、固くなって骨になり、びゅるびゅる伸びて脊髄になり、そしてハンバーグみたいにごろっごろっと丸まって、内臓になるだろう。
そうして、肉の指から再構成され小人になった自分は、きっと大きい自分を見て、全てを理解して気持ち悪くなり、吐くだろう。絶望し叫んで狂いながら、おぞましさを全身で存分に感じるんだろう。
同じ要領で、全身の肉が少しずつ千切れ、無数の小人になった自分が生まれる。眼球から再構成された自分も居れば、舌から、脳みその奴も居る。
皆が元に戻りたいと泣いて、怖くて叫ぶ。
そして、最後は何人かの自分が隣の奴に踏まれて、床にジューシーに広がるんだろうな。それを見て、クラスの皆がうわぁって叫んで、靴の裏を見る。
小人の自分は苦しむけど、大きい自分は消えて無くなれる。
……こんな妄想してるけど、死にたいってわけじゃない。
ただ一時、我を忘れたいだけなんだ。
モヤモヤ考えたくない。楽なことばっかりしていたい。親に一生養われたい。何か焦りとか、不安とか、そういうのを感じたくない。ただ、それだけ。
こういう下らない妄想をするのも、我を忘れたいから。現実に戻れるから出来る、自分自身を傷付ける嗜虐的な妄想。本当にそうなりたいわけじゃない。
あっ。授業が終わった。
「起立」と日直が言った。
瞬間、クラスの皆は小さい何かにばらぁっと崩れて、立った自分は何かを踏んだ。
この作品の作者は'NorthPole'さんでした!
予想結果: 'aster_shion' 'roneatosu(2)' 'pictogram_man' 'Sansyo-do-Zansyo(2)' 'Ruka_Naruse' 'Hasuma_S' 'R_IIV' 'k-cal' 'hallwayman'
祖父の家に向かう途中で猪を撥ねた。それからずっと変な音を立てながら走っていたジープは到着と同時にめっきり動かなくなってしまって、僕は帰る足を失った。
ため息をつきつつ車を降りると、半開きになった門の間から祖父が顔を覗かせていた。
「キョウか。どうした、こんな夜更けに」
「あー、その、親父が失踪して、ここ電話繋がらないから、それで来た」
「そうか…」
どう言ったものか迷って結局そのままを口にした。顔をやや強張らせはしたものの、祖父が取り乱す事はしかし無かった。
「まあ入れ。その様子だと今日は帰れんだろう」
そう言って祖父は屋敷の中に入っていった。
屋敷には誰もいなかった。
「お手伝いさんは?」
「暇を出した。そろそろ頃合いかと思ってな」
「頃合いって?」
「ああ」
答える気は無いのか祖父はどんどん歩いていく。東の縁側に出ると森のざわめきが一層よく聞こえるようになった。この屋敷は塀に囲まれているが東側だけそれが取り払われていて、庭がそのまま森の暗がりに繋がっている。
「昔からこの家の者はいずれ変じると言われておってな」
祖父は立ち止まってそう言った。
「何にかは分からん。鳥か獣か、ひょっとすると草木かもしれん。ただな、この屋敷を一族が代々受け継いできた事だけは確かだ」
与太話だろうと思った。けれど遠い目で森を見つめる祖父の顔を見て笑おうという気にはなれなかった。
「この屋敷はな、変じた者がいつでも森に帰れるようにできておるのだ」
帰り道のタクシーの中で、案外あやつも何かになって戻ってくるかもしれんぞと冗談めかして笑った祖父の顔と、行きで撥ねた猪の事が頭の中から離れなかった。
この作品の作者は'yzkrt'さんでした!
予想結果: 'Imerimo(2)' 'MikuKaneko' 'yzkrt' 'meshiochislash' 'Shishiza man' 'santou(2)' 'H0H0' 'hallwayman(2)'
「俊足の 広告ずっと 見ていない これが大人に なるということ?」
短歌ができた。案外簡単にできるものだ。フードコートでそう呟いた。
勿論俺は歌人とか、エッセイストとかそういうたぐいの仕事はしていない。今のは別にスランプに陥った新人作家がひねり出した苦渋の一作とかそういう物ではない。もちろん、テレビで大先生に怒られたこともない。
たまたま来ていたイオンのフードコートで、食事を終えてぼーっとしている最中、変身する戦隊モノの映画の告知がモニターで流されているのを見て、ふと「そういや日曜の朝には俊足の広告がよく流れていたな」と思い出したのだ。
子供の頃はメーカーの靴を履くだけでまさにヒーロー、という風だったのだが……あんなに好きだったものでも案外すぐ忘れてしまうものだ。十数年という日付はまぁ忘れるのに十分だと言われれば、まぁそうだけど。今自分がいるのが大型ショッピングセンターというやつだということを思い出して、店内図を探し出してみる。一階に靴屋があった。
俊足、買っちゃうか。
「俊足の広告を見ていない」──ものすごい発見のような気がしたが、すぐどうでもいいことだと思いなおした。思い返してみれば最近見ていないものなんて山ほどある。思い返せない方のものも。そんな中で奇跡的に思い出せた忘れ物が、大事なものであるという気がした。
靴売り場について俊足を探してみた。子供用コーナーに売っていた。26cm以上のサイズは売っていなかった。当たり前だった。
「俊足の 大人サイズが 売ってない これが大人に なるということ……」
短歌ができた。案外簡単にできるものだ。
この作品の作者は'Dr_Knotty'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba' 'KABOOM1103' 'Imerimo' '1NAR1' 'pictogram_man' 'Mtkani_666' 'TOLPO' 'kyougoku08' 'usubaorigeki' 'yzkrt' 'islandsmaster' 'H0H0'
はい、もしもし。……もしもーし? どうしたんだよこんな朝っぱらから電話かけてきて、しかも無言って。間違いなら切っても……違う? そう。で、一体何の用なんだよ。……うん。うん。笑わねえよ。念押しが多いな。そこまで真剣な声出されたら笑わないっての。で、何なんだ。
カフカ? 聞いた事はあるけど……あれと同じ? 役所かなんかでバカみたいにたらい回しにでもされてキレたか? 別の方? そんな事言われても俺は誰かさんと違ってそんな本の虫じゃないの。わかるように言ってくれ。信じるからさあ。
……。
朝起きたら全然違う酷い姿になった、と。……いや今更疑わねえけど。えっ、毒虫ってこと? えーっと、スマホで通話は出来るって事は手と指は健在? そりゃよかった。いやよくはないか。すまん。ああもう泣くなって。
あー……人間の見た目ではあるのか。辛うじて。そう。医者には……そうか。まあ、そうかもしれんな。
なあ、見舞いに行った方がいいか? 何か買ってきて欲しいものがあるなら持っていくけど。え、会いたくない? 横を歩けない? 何言ってんだよ。……あのなあ。別にダチがどんなツラしてたって気にしないって。俺とお前の仲だろ。
……え、そんなに酷いのか? そりゃちょっと俺をナメすぎじゃないか。外観がどうあれ中身はお前なんだろ。見れば納得する? じゃあ見せてみろよ。ちょっと写真撮って送ってくれや。ああ、顔くらい洗ってからでいいよ。
お、来たな。どーれ……
……。
俺の顔じゃねえか。
……いや、確かに隣を歩きづらいというのはわか……
待て。お前俺の顔を「おぞましい姿」って言った?
……あ、切りやがった。
この作品の作者は'meshiochislash'さんでした!
予想結果: 'Nekokuro' '1NAR1' 'Dr_Kudo' 'Sansyo-do-Zansyo' 'Hasuma_S' 'tateito' 'Utsuki_K' 'usubaorigeki' 'meshiochislash(3)' 'islandsmaster(2)'
輝く原点は遥か昔で、残っているのは不変の現在。くたびれたスーツと袖を通す僕は、昨日と何も変わらない顔だった。
お前も変わったな、なんて、昨夜飲み会で言われたことを思い出す。昔組んでいたバンドでボーカルだったあいつ。解散した後も僕たちの中心で、飲み会を提案したのも彼だった。僕たちの中で唯一髪色が変わっていないのも彼だけ。蛍光色だったドラムは薄い茶色になって、金髪の俺は地毛の黒以外忘れて久しい。
変わった、というより。戻ったという方が多分正しい。どう見ても間に合わない現在時刻を確認して、腕時計を巻く。飲み明かして寝坊した後の言い訳なら山ほどレパートリーがある。しょうもないが、これもバンド時代の遺産の一つ。あの時期に僕らは多くのものを手に入れて、変わっていった。それは劇的な変化ではなかったが、成長と呼ぶほど好ましい変化でもない。
ベースを背中に背負わなくなって、代わりに持つのはビジネスバック。あの日の僕にまた変われるほど、もう指に傷はない。歳をとるほど頭も体も固くなり、変わることは難しくなっていく。憧れも、舞台の上で奏でた自分自身も、どこか遠い。
遅刻の言い訳をメッセージに打ち込みながら、天気予報を見るたびにテレビを付ける。九時丁度、見覚えのない仮面ライダー。日曜朝にふさわしい軽快な主題歌に、今日が休みだと気がついて、書きかけのメッセージを消す。
仮面を被る気はない。情熱一つで駆け上がれる体にはもうなれない。それでも。
くたびれたスーツに一つ、擦れた皺を増やすために、僕は物置のベースを握った。
この作品の作者は'v vetman'さんでした!
予想結果: 'roneatosu(2)' 'Utsuki_K' 'NorthPole' 'yzkrt' 'v vetman(6)' 'hallwayman'
「まず、ウチらホルダーには2つの“機能”がある」
「……変身と固有能力を分けた上での“2つ”か?」
「せやね。そんでウチが今んとこ目ェつけてんのが“変身”のシステムについてで」
瀬尾が明後日の方向に右の中指を指す。牧村は即座かつ反射的にポケットの中でピックを握っていた。講釈ついでに奇襲を吹っ掛けられるような事態に関しては既にガチの上等をかましている為である。
振り向きざまに狼狽した瀬尾は後退りながら左手を振る。戦意はマジで無いらしい。若干の申し訳なさはあるが、それでも現状における油断の念とは自殺と紙一重である。実際それを突いて1人殺した。明日は我が身である。同様に迎撃態勢の維持で慢心していても死にかねないことに変わりはない。
「悪いが同時に変身させてもらう。合図は任せる」
「ごめん助かる。準備は?」
「いつでも」
「じゃあ……せーの」
纏開。全身が光り輝く。両者は凡そ2秒間かけて完全変身を遂げる。
「位置はこのまま話の続きを」
「解った。変身時間にはタイムラグがある」
「!」
確かに変身開始のタイミングを合わせた上で終了時間にはラグがあった。嘘偽りはない。むしろ何故今まで気づけなかったのだろうか。
「覚醒第一陣はこれを“バンク”と名付けた。長さはホルダーごとに個人差がある」
「法則性は?」
「固有能力が強い者ほど長いっぽいかな」
「アンタは私より強いのか」
「いや多分全然。戦闘のセンス皆無でして」
牧村に睨まれながら瀬尾は続けた。ノーガードな上に攻撃の兆候はない。
「ここからが重要で……バンク中のホルダーは通常物理で殺せる」
「……滅茶苦茶重要じゃん」
この作品の作者は'Shishiza man'さんでした!
予想結果: 'aster_shion' 'MikuKaneko' 'roneatosu' 'pictogram_man' 'Musibu-wakaru' 'SuamaX' 'Shishiza man(2)' 'k-cal' 'Tsukajun' 'hallwayman' 'Tutu-sh'
薄暗い洞窟の中、大きく息をつく男。
遠くから響く銃声が、人間が必死で生き残ろうと戦う様を伝える。
怪物がこの島国に現れて早一年。
既に国民の多くは死に絶え、生き残りの間にはもはや諦念すら流れ始めている。政府の懸命の訴えも虚しく、諸外国は恐れをなして手を出そうとしない。
その絶望の中、一人だけ怪物に対し優位に立って戦える人間がいた。それが男だ。
家族を奪われ、復讐を誓う狂戦士となった男は、なんの因果か"力"を与えられた。
圧倒的な暴力で仇を討ち果たし__そして男に残されたのは、すべてに対する無力感と虚無感。
誰に共感されることもなく、ただ畏れられ、忌み嫌われるばかり。
『こんなバケモノを人間と呼べるか』
戦功を讃えられることもない。
愛する者達が蘇ることもない。
だが、そこで心が折れることを人々は許さなかった。
言われるがまま傀儡となり、体よく使い潰される日々。
いつしか、男は自分自身であることをやめた。
人々が__人間が望むあり方こそが、自分の生き方なのだと信じて。
(今の俺は、人間なのか?)
『愚かな人間め!』
怪物の口癖だった罵言は、"力"を得て以来男に向けられることはなくなった。
(いや、愚か者なのは同じか。…こんな扱いになっても人間を見捨てられない、馬鹿者だ)
戦う力がありながらなぜ戦わない。
俺たちが無残な死に様を晒しても構わないのか。
何のための"力"なんだ。
そう非難されるのが__人間の中で生きられなくなることが、怖い。
「……変身」
ため息と共に吐き出したその言葉と共に__
全身に鎧を纏い、男は戦場へ旅立っていった。
この作品の作者は'islandsmaster'さんでした!
予想結果: 'Nekokuro' 'Jiraku_Mogana' 'pictogram_man(3)' 'NorthPole(2)' 'v vetman' 'islandsmaster(2)' 'k-cal' 'Tutu-sh(2)'
カチリと秒針が音を刻んで、男はゆっくりと瞼を開いた。
それは都市から消えた音だった。曾て人々が呼吸をしていた頃、温かい部屋を寝床とし、計時装置を体外に置いた頃、ごく少数の懐古主義者が機械時計を自室に飾るという至高の贅沢に財を費やした。やがて撥条と歯車の蜜月を解する者がいなくなり、あらゆる針が動きを止めた頃、男は装具師を呼び出して、失われた簡素な刻時の音を思考の奥底に埋め込んだ。
それから長い年月が経ち、都市は冷気の中に微睡んで、霧と霜だけが路地を這っている。
身体の芯に熱が入り込む。象皮と神経層の内側で栄養液が駆け巡り、久方ぶりの運動に苦鳴する。覚醒は常に苦痛を伴うが、幾度となく繰り返せば過程へと変じた。カチリと響くその音に鼓舞され、男は立ち上がり、部屋を出る。目覚めることを諦めた同胞は冷眠器の内に沈み込み、彼の背を見送ることはない。
男は静かに街路を歩く。青空の下で凍りついた都市を勇壮なる市歌が滑り落ち、とうに閉鎖されたモールの宣伝は放蕩の残り香を滲ませる。男の耳孔は強く閉じ、偽りの喧騒は届かない。防錆加工された頭蓋の内側で、文字盤のない時計が刻む音だけが男の思考を支えている。
曾てそこには社会があった。生活があり、熱量があり、営みが都市を生かしていた。そして誰もが去ることを決め、都市を離れるすべを失った人々は、己を都市の一部に変えて次なる栄華を待つことにした。同じ顔、同じ肌、肉と鉄、滅びぬ民と滅びぬ街。
今、男だけが目を覚まし、彼の都市を歩き、太陽を見ている。もはや彼には曾ての熱はなく、そこにいる意味もなく、目的もない。
彼はただ時計の音を聞き、それが消えぬことの意味を考える。
カチリ。
この作品の作者は'santou'さんでした!
予想結果: 'roneatosu' 'ashimine' 'Xthought' 'Kuronohanahana' 'NorthPole' 'santou(2)' 'k-cal' 'Tsukajun' 'hitsujikaip' 'Tutu-sh'
男は気づくと森の中で倒れていた。しかし、なぜ倒れていたのかまったく分からなかった。木こりを終え家に帰ったところまでは覚えているが、それ以降は思い出すことができない。
家に帰ろうと男は周りを見渡すと、はじめは見知らぬ場所かとも思ったが、少し歩けば村に繋がる街道に出た。
男は1番の友人にこの出来事について話した。それを聞いた友人は狼男の逸話を話した。それは満月の夜に狼に変身してしまう人間で、野山を駆け回り、山々に向かって遠吠えをするのだ。ちょうど記憶がなくなった日は満月であるし、男が森で倒れていたのは直前まで走り回っていたからだと友人は推察した。まさか。男はそう思った。男は自他共に認めるほど誠実で信心深い。そんな人間が狼男になることがあるだろうか。男は戯言だと笑ったが、次の満月の日への不安が募る日々を送った。
迎えた満月の夜の次の朝。男はまたしても落ち葉の上で目覚めた。男は驚きを隠すことが出来ず、自分自身への疑義を深めていった。
そして次に男が山で目覚め家に帰ると、部屋はひどく散乱しており、さらには男の妻がいなくなっていた。男は自身が妻を喰ったという事実に打ちひしがれた。
男はまた人を食べることを恐れ、死ぬことにした。しかし死を前にして、狼男を教えてくれた親友に感謝を述べようと思った。もし自分が狼男だと分かっていなければ、妻についても盗人や人攫いによるものだと決めつけたであろう。だが、化け物である自分が親友と話してはいけないと思い、自重した。
男は近くの切り立った崖に向かった。この谷に身を投げれば、四肢は粉々になるだろう。しかし、男は躊躇しなかった。男が空を駆けたとき、男は真に狼男となった。
この作品の作者は'H0H0'さんでした!
予想結果: 'roneatosu' '1NAR1' 'Sansyo-do-Zansyo' 'Ruka_Naruse' 'Hasuma_S' 'kyougoku08' 'islandsmaster(2)' 'santou' 'H0H0' 'Tutu-sh' 'p51'
いつだったか、小説『The Egg』を読んだ。主人公は何度だって生まれ変わり、過去、未来のすべての生命を経験し、成熟するのだと。
俺が知っていた輪廻転生と最も違っていた点は、未来へ転生するとは限らない点だ。俺の知る中で、輪廻転生はたいてい未来での転生を指していた。(実際はそうじゃなかったかもしれないが)「すべての魂をしらみつぶしするように転生する」アイディアは革新的だった。
それから、時折想像する。あの人物に転生する自分を。いつか俺はGoogleを創設し、エイズ治療の基金を立ち上げ、妙に音が鳴るキーボードの青い軸を開発する。
このアイディアは俺に希望をもたらしてくれる。今世がどんなに最悪だったとしても。だって、いつか成功者に俺はなるのだから。彼らと俺の違いなんて、俺の意識のタイミングの違いだけさ。
そして、常に苛む。クラスの隅で虐められていたあいつ、一瞬の不注意で殺人者となったドライバー、段ボールの中で縮こまるホームレス、つまらなそうに生きるしょぼくれた老人。
今世を巧く潜り抜けたって、いつかの俺は致命的なほどに苦しい人生を経験する。彼らに一瞬でも憐れみ、蔑みを持とうものなら、それは恐怖となって自分に牙をむく。彼らと俺の違いなんて。
無遠慮に目線を送ってしまったトンネルの歩道の端にいるホームレスと、終末医療を受ける患者と、道を歩いているしょぼくれたサラリーマンと目が合うと。一瞬、しかし感情をひどくかき乱す思考が脳裏をよぎる。その度に、それが馬鹿らしいアイディアだと言い聞かせる。
俺が俺を見ているだなんて。
この作品の作者は'k-cal'さんでした!
予想結果: 'Mtkani_666' 'stengan774' 'Hasuma_S' 'R_IIV' 'Kuronohanahana' 'yzkrt' 'Dr_Knotty(2)' 'k-cal(3)'
「芋虫の生涯で、最も勇気を求められるのはいつか」
こもった声で問うと、蝶は答える。
「美しい何かよ、特別に教えよう。それは蛹になる直前だ。そのとき、彼らは自らを括り付ける支えを探さねばならない。自分以外を信頼せねばならない。全てが敵の世界の中で、それは非常に勇気のいることだ」
そうであってはならない。反駁する私に、蝶は両の触角をゆっくりと振った。
「それから彼らは自らを溶かし、作り替えていく。体が固まり始めても、翅は折りたたまれ、当面その彩度を抑えている。それは飛ぶためのものであるから、今はしまっておかねばならない。ようやく彼らはその蛹を破ると、身体に溜めていた全ての力を使って、体液を翅へと押し上げ、皺だらけのそれを伸ばすのだ。そうして飛び立って、子を産み、やがて死ぬ。その中で、彼らは彼ら以外に体を委ねない。私の生涯に、枝へ糸を張ったあのときほど、切実な瞬間はなかったよ」
彼は誇らしげに翅を広げる。それは陽光を受け、向日葵の花弁を運ぶ川のようにきらめいた。
「私は」
絞り出した声は厚い壁で阻まれ、彼に届かない。彼はどこかへ飛び去っていく。
私は、支えがないままに蛹を作り、溶けてしまった。外が恐ろしかったから、新たに壁を作ろうとして、翅を伸ばして内壁に沿わせ、一切の力を使い果たした。だから、私の翅はもう飛べない。私の体には私を固めるための何もかもが残っていない。蛹の薄い膜を隔てて、外からはきっと翅の美しい模様が見えるのだろう。だけども、厚くなるばかりの翅に光は阻まれて、私は暗闇に浸かっている。誰もが美しさばかりを見て、どろどろの私に気づかない。
美しい何かと彼は褒めた。けれども私は、蝶になりたい。
この作品の作者は'Tsukajun'さんでした!
予想結果: 'Nekokuro(2)' 'MikuKaneko' '1NAR1' 'stengan774' 'kyougoku08' 'Utsuki_K' 'SuamaX' 'H0H0(2)' 'k-cal' 'hallwayman'
ある朝、不安な夢からふと覚めてみると、葉の下で自分の姿が四肢を持つ一人の人間に変っているのに気がついた。身体に被さった葉を払いながら起き上がる。自分の体躯ほどあった葉は片手に収まり、そこで"手"を認識している事に気づく。
ふと足元を見るとそこには2匹の芋虫がいた。姉と弟だろうか。実の姉弟であるにも関わらず"だろうか"と疑問形なのは、私には彼らを2匹の芋虫以上に区別できなかったからだ。だが、私の素足に擦るように身体を捻る彼らは私を私だと分かっているのだろう。姉弟愛である。
私達は元々四人兄弟だった。この空き地に辿り着く前に、崩れてきた石に潰されて末っ子は呆気なく死んだ。あの時から残された私達はいつも一緒にいるのだ。誰一匹欠けることの無いように。
「僕が君達を守るから」
私は姉弟を捨てられていた空の水槽に入れ毎日数枚の葉を与えた。途中カラスや人間に追われた事もあったが、その度に水槽を抱えて逃げた。私達はずっと一緒だ。姉弟は毎日私に向かって身体を左右に揺らす。恐らく逃亡の度に傷つく私を心配しているのだろうがその必要はない。私などどうでも良いのだ。その思いは彼らが蛹になっても変わらなかった。
ある日、いつもの様に水槽を眺めていると彼らの背に黒い線が入り、ぱきぱきと音を立てて割れた。一匹は白い羽根を持つ綺麗な蝶だった。が、もう一匹は違った。細長い体躯で色も白じゃない。黄色と黒の縞模様をしており、鋭い目と針は全てを恨んでいるようだった。彼はそのまま飛び立ち、雑木林に消えていった。私が呆然と立ち尽くしていると、さっきの白蝶が私の元へひらひらと飛び、耳元で囁いた。
「うそつき」
そう言ったような気がした。
この作品の作者は'konumatakaki'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba' 'Dr_Kudo' 'kyougoku08' 'Utsuki_K' 'SuamaX' 'usubaorigeki' 'Shishiza man' 'k-cal' 'konumatakaki(4)'
「君が私のことを好きなのは知っているけど、私がどこまで変わったら私のことを好きにならなくなると思う?」
彼女は頬張ったアップルパイを飲み込んで言う。これはあくまでおやつであって晩御飯ではないのだが、なぜ半分残して明日のおやつにしようと思っていたホールのアップルパイが既に三分の二ほど消えているのだろうか?僕が食べたのは四分の一ほどでしかないのに。
「今のあなたから連続していれば、好きでいつづけるぐらいの覚悟はあるつもりですが」
「顔や、声や、名前や、記憶や、そういうものが全部変わってしまったら?君が今好きな私が全部無くなってしまっても?」
「……ええ、確かに人は変わりますよ。肉体的な成長がありますし、忘れてしまうこともありますし、名前はともかく姓のほうは結構簡単に変わるでしょう。それでも、です」
「だとしたら、君は私とぜんぜん違う人でも好きになれるから、君に私だけを愛して欲しいというのは無茶な願いになる、ということで?」
「……嫌な質問をしますね」
そりゃまあ僕だって一途でいたいとは思うけれども、目の前の人以外にどきりとしてしまうことがある。それが相手に嫌がられる行為だなんてことはよくわかっているけれども。
「まず、僕は僕のことを好きになってくれた人を嫌いにはならないようにしています」
「うん」
「そして、あなたは僕のことが好きですよね?」
「まあね」
「だから、何ていうのか……そういう最低保証では、駄目ですか?」
「ま、落とし所かな」
彼女は残っていたアップルパイにフォークを伸ばそうとして、僕の方に食べていいかと聞くような視線を向けた。僕は無言で皿にラップをかけた。
この作品の作者は'hitsujikaip'さんでした!
予想結果: 'usubaorigeki' 'meshiochislash' 'hitsujikaip(10)'
「へんしん」は「へんよう」でも「へんぼう」でもない
『得新血肉詠變身』
鬼哭瞞心寧敢疑 正常怪異未分之
然吾安得制超域 黔月深玄何以虧
鬼哭1 心を瞞く 寧くんぞ敢て疑んや2
正常 怪異 未だ之を分かたず3
然るに吾 安くんぞ超域を制するを得んや
黔月 深玄4 何を以て虧けんや5
1.この世のものではないものの鳴き声
2.どうしてそれを疑うことがあろうか
3.未だ明確に区別していない
4.深く暗く
5.どうして欠けると言えるだろうか
「すがた」や「かたち」ではなく「からだ」をかえることだ
この作品の作者は'hallwayman'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba' 'Imerimo(2)' 'MikuKaneko' 'R_IIV' 'seda87ne' 'mitsuki1729' 'H0H0' 'hitsujikaip' 'hallwayman(3)'
朝の八時には職場に着き、真夜中にやっと帰路に就き、ままならない。疲れてネットを弄ることしかできない。
そのなか、今日の朝に「それ以上はいけない、あいつらに殺されないために 声なき者へ」という記事を見つけ、惹かれて二百円払った。
「アイツらは私達の苦痛・叫びを畜生の咆哮とし私達を人間以下の動物だと本気で思っている、自身は醜い顔貌を曝け出す化け物なのに」
「それはそうと、あなた達にクマさんパーカーを与えようと思うのだった。」
見た瞬間、眩暈と吐き気、今までの自分には無かった何かが現れ出でた。
足元が浮つき、沈み続けている感覚がずっと続く。途切れない。
わかった。
売店デ俺を不審がるジジイもいけ好かないガキどもも。
人の皮を被ってぁ何かで。人間は、俺以外、ノッとられて
外飛び出る
ヤツラが大ぜいいそうなばしょお見つける
なでか箱とかに向かってならんでる
かけよる
サルの頸をカム
おっき音がひビく
タかラカにォたけびヲあえる
「博士、銀行で発生した殺傷事件の被疑者の精神が肉食獣に変質した件ですが、直前まで閲覧していた記事の認識災害・ミーム汚染を除去したとのことですよね。」
「うむ、惨いねこれ。シャーマニズムを歪めまくって作っている。」
「これは特に憑依型で召命型の、所謂動物霊を呼び出すシャーマンに顕著なんだがね。精神が摩耗した状態で長期間トランスを継続すると、次第に動物の皮と人間の境が無くなり、動物側に変身した意識が継続、つまり人間に戻れなくなる。」
「…分析結果から言うとだね、これは一回読むだけで永久的に変質する程のトランス状態を経験してしまうんだ。」
この作品の作者は'Tutu-sh'さんでした!
予想結果: 'EianSakashiba' 'KABOOM1103' 'Touyou Funky' 'stengan774' 'Xthought' 'Hasuma_S' 'Musibu-wakaru(2)' 'Kuronohanahana' 'SuamaX' 'Tutu-sh(2)'
昔々あるところに、意地の悪い狐がいました。弱い者をいたぶるのが大好きな狐は、道行く蟻を踏みつけて、鼠を食べるでもなく追い回し、人に化けて村の人々を騙していました。それでいて狐は狼に会えば、いの一番に頭を下げるのでした。
ある日、狐は道の一面に青虫がごろごろとたくさん転がっているのを見かけました。これには狐は大喜び。すぐに踏んで、蹴とばして、緑の汁を飛び出させて遊ぶのでした。これに青虫たちはたまらず叫びます。
「狐さん、やめてくれよう。お願いだよう」
「嫌だね。何か見返りがなくっちゃあつまらないなあ」
「じゃあ、狐さんが出来ない変身を見せてあげるよ。空だって飛べるんだ」
これには狐もむっとしました。狐は銃を持った人に化けて鹿を脅したこともあれば、大きな大きな熊に化けて兎の気を失わせたこともありました。でも、翼があって空を飛ぶ鳥になることは狐にはできませんでした。
「良いだろう。やってみろよ」
「十日待ってよ。綺麗な蝶々になってみせるから」
それから十日間、狐は気が向いた時に青虫を覗きに来ました。青虫の体に細い糸がついたと思ったら、体はだんだん固くなり、木のようになってしまいました。そして十日が経った頃には、綺麗な蝶々が姿を現したのです。
「本当だったのか、君たち」
「そうだよ。狐さん、やり方を教えてあげようか?」
「お願いだ、教えてくれよう」
「じゃあまずは、人間の村からとびきり丈夫な紐を──」
三日後。首に綱が巻き付いて、干からびかけた黄色い毛皮の上で、蝶の群れが残った汁をちゅうちゅうと吸い上げていたのは、また別のお話。
とっぴんぱらりのぷう。
この作品の作者は'p51'さんでした!
予想結果: 'Imerimo' 'aster_shion' 'Touyou Funky(3)' 'stengan774' 'kyougoku08(2)' 'Shishiza man' 'k-cal' 'Tsukajun' 'Tutu-sh' 'p51'
ハーレム主人公である俺の朝は早い。起床から朝食が終わるまで双子でパジャマ娘のユメとニッキを相手に目くるめくドリームランドの遠大な奇想と壊れた天蓋について議論を交わし、朝食後はメイド娘のズカイが淹れたジギタリスティーをしばきつつ彼女の語るメイド業務の徹底的かつ厳格な分類法に耳を傾け、午後は室内でスポーツウェア娘のキョウカとライバルのクルメから準備運動と体重管理の大切さに加えて限界まで鍛え上げた肉体を崩壊させる爛れた食生活のもたらす歪んだ悦楽について学んだ。夕方はオタク娘のコミから締め切り破りの恐怖とメタ視点キャラの難しさ、友情と努力とタッパのある顔の良い男女が最強だという話を聞いていたら、どういうわけか泣かれてしまった。コミをなだめた後は夕飯を共に取る妻嫁娘のラブと甘く蕩ける蜜のような、目を焼く星の光のような、遠い昔に恋した誰かに瓜二つのような、一緒にいて軽口を叩き合える気安さのような、お互いを尊重し高め合うライバルのような、子供たちを安心して託せるような、そんな間柄について語り合った。就寝直前の朦朧とした状態で宇宙から来たエイリアン娘のノミコが語る時間の神秘を紐解いた偉大なる種族や、豊穣と狂気と腐蝕を従える黒き女神に恋した少年の話を聞ききながら意識を手放す。明日も明後日もこんな風に日々を過ごすなんてハーレム主人公ってけっこう大変だね。だけど愛するあの娘たちのためなら平気へっちゃらさ。
本の山に囲まれ満面の笑みを浮かべた男の死体は現場検証の後、住居から発見された手記と共に回収された。数ページごとに挿絵として挟まれる詳細不明の女性を被写体とした複数枚の写真については目下調査中である。
目利き部門 優勝
suamaX
(18pt.)
大接戦!
準優勝
meshiochislash
(16pt.)
原案者権限で堂々と遅刻した - meshiochislash does not match any existing user name
企画代理 - Ruka_Naruse
技術協力 - Dr_Kudo
