第廿六回 - 700字文体シャッフル企画

700字文体シャッフル: ユーエンミー!

テーマ: 非対称

投稿期間: 6月28日 ~ 7月1日

予想期間: 7月2日 ~ 7月4日

参加方法: 以下のグーグルフォームに必要事項を入力して送信してください

作品投稿は締め切りました

参加資格: 著者ページA要件 または Tale1作以上

レギュレーション: ①登場人物が過不足なく2人 ②700文字以内 ③今まで世に出していない ➃1作まで ➄短歌でない ⑥社会性がある ⑦AI作でない ⑧読解可能な文章である

※ レギュレーション違反の作品は公開されないか、公開後に気づいた場合は非公開になります。事前連絡は基本できません。暴れるときは空気を読んで自分の責任で!

Q and A

Q.文体シャッフルって?
A.みんなで匿名で文書いて、それを誰が書いたか当てる企画です!だから何書いたかいうなよ!

Q.過去作は?
A.下記リンクから文体シャッフルハブに飛べます!

http://twilight-off.wikidot.com/500or700-hub

Q.構文は?
A.by ukwhatnukwhatn。偉大なる御大に感謝。






A グループ

この作品の作者は Ruka_NaruseRuka_Naruseさんでした!
予想結果: Ruka_Naruse, Kuronohanahana, Something_funya2×2, machikawa×2, Fireflyer


「目も当てられねぇな、ええ?」

土埃を払う大柄な軍人が、血を流し座り込む青年を見下ろし、蔑む。青年の瞳は未だ執念に燃えているが、術を編む左手も、銃を握る右手も痺れて動かない。右肩にあった反乱軍の腕章は、とうに焼け焦げていた。

「お前が軍抜けて4年か、随分みっともなくなってよ。そのくせ仕事ばっか増やしやがる」
「抜けた?お前たちが追い出したんだろうが!」
「ああ追い出した。禁術が扱えるのを黙っていたのはお前だし、それがバレるようなことをしたのもお前だがな」

軍人はもはや視線を青年に落とすことすらなく、紙煙草を指先で擦り、咥える。

「なんでだ、なんでお前ごときに負けなきゃならない!そのちっぽけな火を起こせるだけのお前に!」
「ま、装備がいいもんでな」
「ああそうだろうよ、お前は与えられてきた!俺は奪われ続けてきた!どうしてお前みたいな温室野郎に俺が負けなきゃならねぇんだ!」

軍人は、青年の"とんだ勘違い"を目の当たりにして、呆れたように煙を吐き出す。

「爪弾きにされたくらいで強くなれるのか?おめでたい奴だな」

絶句する青年をよそに、軍人は構わず語り続ける。

「馬鹿と雑魚はいつもそうだ、ミジンコみてぇな努力で結果を求め、実らない責任を外に求めやがる。お前は禁術に頼ってろくに腕を磨かなかった、俺はこんなチンケな火種でも大切に育て続けた。それだけの差だろ」

青年は何か言い返そうとして、言葉が出ないのを、流れゆく血のせいにして黙りこくった。

「反論もないか、つくづく救えねぇな。ならそこで一生這い蹲ってろよ、じゃあな」

わざと見逃された。その事実に気付いても尚、自ら死を選ぶプライドすら、その薄い体には残されていなかった。


B グループ

この作品の作者は OwlCatOwlCatさんでした!
予想結果: OwlCat, 1NAR1×2, aisurakuto×3, Caspianwater


卒業式は早めに終わった。
僕とタジマはボロいワンマン電車に揺られている。車内には二人だけだった。

いつも通りだな、と思う。
それは隣で寝てるタジマがいつも通りだからだろう。
僕の国立合格祝いで僕より喜んだ後、すぐに寝落ちしてしまった。気ままな男だ。
茜色の陽光が鋭角で降り注ぐ。
タジマのごつごつとした厚い手の皮が、夕焼けを吸って赤茶けて見える。
まるで変わらない風景だ。でも確かに僕たちは高校を卒業した、らしい。
だから、あと14時間でタジマが東京に行く。

「俺、東京の美大行く。」
僕は一瞬サイダーを詰まらせかけて、慎重に飲み込んだ。
タジマが、美大に?
「親に土下座して、学費半分払って貰うことにした。」
「いんじゃね、美大。タジマ絵上手いし。」
僕は上の空で答える。
タジマは確かに絵が上手かった。いかにも野球部って感じの体躯なのに。だから意外ではなかった。
でも東京に行くタジマは想像できなかった。
あと数ヶ月で僕とタジマの人生は全く違うものになる。交わらない時間を過ごしていく。
当たり前のことなのに、僕には想像できなかった。

電車がトンネルを抜ける。
いつもここでタジマが目を覚ます。1、2。ほら。
いつも通り、ごつごつの拳で両目を擦る。
タジマがこの野球部らしい右手でどんな絵を描くのか、僕には想像もつかない。
この電車を降りるその一歩目から、僕の知らないタジマが歩き出していくから。

ただ僕は、未来のタジマが「絵を描いている」ということだけは知っている。それだけは絶対的に想像できる。
タジマが東京に行こうがアラスカに行こうが変わんないさ。
タジマは絵を描いている。ずっとずっと、僕と交わらない線で、この町に無い絵の具で。


目利き部門


総合優勝

FireflyerFireflyer, KiygrKiygr

(11pt.)


総合2位

rokuroururokurouru

(9pt.)


総合3位

Fly-RFly-R, eagle-yukieagle-yuki

(8pt.)



Aグループ優勝

FireflyerFireflyer

(7pt.)


Aグループ2位

KiygrKiygr, rokuroururokurouru

(6pt.)



Bグループ優勝

KiygrKiygr, Fly-RFly-R, eagle-yukieagle-yuki

(5pt.)


Bグループ2位

FireflyerFireflyer

(4pt.)



文体当てられ部門


総合優勝

KuronohanahanaKuronohanahana

(6pt.)


総合2位

KeiShirosakiKeiShirosaki

(5pt.)


総合3位

EianSakashibaEianSakashiba, Burnin_A_GoGoBurnin_A_GoGo, tateitotateito

(4pt.)



Aグループ1位

KuronohanahanaKuronohanahana

(6pt.)


Aグループ2位

KeiShirosakiKeiShirosaki

(5pt.)



Bグループ1位

tateitotateito

(4pt.)


Bグループ2位

aisurakutoaisurakuto, NorthPole NorthPole , ocamiocami, Pine_boyPine_boy, eagle-yukieagle-yuki

(3pt.)



主催 - Ruka_NaruseRuka_Naruse

技術協力 - Dr_KudoDr_Kudok-calk-cal

いつまでもお誕生日様でいられると思うなよ - machikawamachikawa