第廿一回 - 700字文体シャッフル
テーマ:

投稿期間: 5月19日 ~ 5月23日
予想期間: 5月24日 ~ 5月26日
参加方法: 以下のグーグルフォームに必要事項を入力して送信してください
参加は締め切りました。
レギュレーション: ①700文字以内 ②今まで世に出していない ③1作まで ④短歌でない ⑤社会性がある ⑥AI作でない ⑦読解可能な文章である
※ レギュレーション違反の作品は公開されないか、公開後に気づいた場合は非公開になります。事前連絡は基本できません。暴れるときは空気を読んで自分の責任で!
Q and A
Q.文体シャッフルって?
A.みんなで匿名で文書いて、それを誰が書いたか当てる企画です!だから何書いたかいうなよ!
Q.過去作は?
A.下記リンクから文体シャッフルハブに飛べます!
Q.構文は?
A.by ukwhatn。偉大なる御大に感謝。
Q. ハートの絵文字……?
A. 自由に解釈してください。作中にあの絵文字を使う必要はありません。マイナーな絵文字を使ってるのは、白抜きハートなどを使って変な文脈が乗るのを避けたかったためです。
BARIGANEsensha
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著者ページ
eagle-yuki
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著者ページ
EianSakashiba
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著者ページ
konumatakaki
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著者ページ
Kuronohanahana
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著者ページ
kyougoku08
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著者ページ
meshiochislash does not match any existing user name
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著者ページ
Ruka_Naruse
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著者ページ
WagnasCousin
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著者ページ
watazakana
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著者ページ
A グループ
- No.1
- No.2
- No.3
- No.4
- No.5
- No.6
- No.7
- No.8
- No.9
- No.10
- No.11
- No.12
- No.13
- No.14
- No.15
- No.16
- No.17
- No.18
- No.19
- No.20
この作品の作者は Rivi-eraさんでした!
予想結果: Rivi-era×5, WagnasCousin
美しい人間だと店で見た時に思った。陳腐な感想だ。
何かを愛する上で美しいものが良かっただけに過ぎない。その上で好都合なだけだった。
然れども、愛というものが一方的である内は満たされる事はない。故に孤独は消えなかった。
人は咲いた花を愛でる。彼らにとって咲いていない花は雑草である。
蕾に関心を寄せる者も中にはいるが、それはその蕾が未来に咲く事を断定しての事で、咲かない蕾にもまた価値は無い。
群衆の中に己を固定化するためには色が要る。
その人間に私というものを示すのが花の色ならば、私は咲かせる必要がある。
頭の蕾は未だ咲かず、ただ夜露に先を濡らしている。
温室には彼女が欲しがった花々が増え、クロゼットの一角には彼女の為の服が増えた。どれも、美しい花の刺繍があった。
愛の注ぎ方が合っているのかも分からない。ただ、私を覆い隠していく物が増えている気がした。
彼女は季節が一巡りする毎に美しくなり、私の心の奥には劣等と苦悩、濁った愛だけが溜まった。
彼女の頬に手を添えても冷たさしか感じられなくなった夜に、胸の奥から迫り上がる嘔吐感と共に蕾は開いた。
美しい黄色に咲いた薔薇は、今まで彼女が求めたどの花にも無い色で私は舞い上がった。
「薄らいだ愛の花を、貴方は咲かせたのですね。もう私には興味が無いのでしょうか」
いつの間にか後ろにいた彼女の声は同じ様に冷たかった。
「それとも、他の花達に嫉妬していたのですか。異形の花は一人しかいないのに」
私は、何も言えなかった。
吸い上げられて醜い色の抜け落ちた心と共に、彼女の言葉を黙って聞いていた。
この作品の作者は SuamaXさんでした!
予想結果: SuamaX×2, Something_funya2, Dr_Kudo×2, WagnasCousin
この体が暖炉に投げ込まれるまでのほんの僅かな間に、物心がついてから今に至るまでを何度回想しただろうか。
スズの体が急速に熱せられるのを感じながら、ふとそんなことを思った。
自分がなぜ他の兵隊と違う一本足の兵隊として作られたのかは分からない。
なぜそんな玩具が意識を持つようになったのかも、意識を持ってからの記憶しかない自分には到底無理な話で。
生まれた意味を考えるにしては、自分が取れる選択肢も、情報も、あまりに少なかった。
物心を持ったとはいっても、余りに空虚な生活だった。
そんな中での楽しみは、紙で作られた彼女を見ることだった。
彼女もまた、自分と同じように片足の存在として作られていた。
最初の感情が周囲とは違う特別感からだったのか、それとも傷の舐めあいだったのかは分からないが、とにかく自分は彼女のことに恋慕を抱いていて。
何も語らない彼女を、ただスズの眼孔から覗いていた。
それから、月日が経った。少なくとも数年前は自分に対して価値を見出していた主人が、自分を暖炉に投げ込もうとする程度には。
それでも、机の端に、日光でくすみながらも当時と変わらない彼女が確かに見えて、このまま終わるのも悪くないなと思っていた。
その時、窓から風が吹いた気がした。ふわりと折り紙が舞い、暖炉に焚べられる。
もし喉が生きていたならば、なんと悲鳴を上げたのだろうか。
ただ、「やめてくれ」とだけ叫んだかもしれない。
眼が熔ける。それを覆うための腕はもう熔けてしまった。燃えゆく彼女から目を背ける手段はない。
それでも、心のどこかではそれに昏い喜びを覚えているような自分がいて。
その感情を探るには、それを考える脳はもう熔け切ってしまっていた。
この作品の作者は meshiochislash does not match any existing user nameさんでした!
予想結果: Rivi-era, meshiochislash×2, AAA9879×2, roneatosu
──ああ、駄目だろうな。
知っていた。というか、始まる前からも、始まってからも思っていた。試験終盤になって掠れ出した声と、ふらつく体幹を見ても、望みがないのは明白だった。むしろ倒れ伏していない精神力に驚いているくらいだ。
できることはしたつもりだ。彼女も俺も全力を尽くした。それを恨めるほど部の良い賭けでは最初からない。
最後の5秒で結論を覆すほど、この学園の審査員は適当な仕事をしない。失望というよりは納得に近いため息を吐き、彼女から目を逸らそうとして──
──細い手が作ったハートマークに、その場すべての目線は奪われた。
きゅう、と、小さな悲鳴をあげて、彼女は倒れ伏した。もはや学園のどこからでも医務室への最短経路を算出できるようになっている自分に笑ってしまう。
しかし、本当にやり遂げてしまった。掬うように両手で持ち上げて、その軽さに改めて思う。未だ一歩目に過ぎないとしても、その一歩を踏み出せてしまった。結果を知らされた瞬間、俺は彼女よりも喜んでいたのではなかろうか。……というか、コイツはちゃんと喜ぶのだろうか。
医務室の扉を足で開き、ベットに彼女を横たわらせる。
じっとりと、この腕に残っている熱量を拭うために、水道に歩く。あの細い体に不釣り合いなほど、彼女はよく汗をかき、熱を発する。
空に光る恒星のような、その熱が。自分たちをここまで連れてきた。まっすぐでなくとも、彼女は確かに今日まで光っていた。
この熱に、俺は今後どれだけ身を焦がされるのか──考えると、ああ、面白くて仕方ない。
「……ふふ」
ベッドの上で嬉しそうにうなされている彼女と、笑みが重なる。
炎天下、地球に最も近い恒星は未だ輝いていた。
この作品の作者は Ruka_Naruseさんでした!
予想結果: meshiochislash×2, Ruka_Naruse, AAA9879, Dr_Kudo, EianSakashiba
──白熱灯が微熱を纏う。スタジオに靴音が反響する。
物語が、最も意味を持つ瞬間はいつだろう。
それが広く広く伝わって、誰もが知るようになった時が、物語が役目を果たした時なんだろう。誰もがそれを知らなければ、物語は形を失ってしまう。だからきっと、この物語は今も正しい道を辿っているんだろう。道は、あたしが見渡せない程に続いているんだろう。
それでもあたしは、物語が生まれたその時こそ、最も意味を持つんだと信じたい。
──マイクスタンドのアジャスターが、乾いた摩擦音を立てて緩められる。
沢山の人が、この物語を口にした。沢山の人と、ここで物語を捲った。だけどあたしは、これがあなたと私だけの物語でありたかったと、今でも思っている。……いつの日か、この物語があなたのもので無くなってしまうんじゃないかと、ありもしないことを恐れてしまう。
──あたしはモニターの明かりを点し、その向こうを覗き込む。今日は随分な大所帯だ。ごめんね、楽譜ならふたつしかないんだ。
これが、あなたの物語でなくなってしまうぐらいなら。私はこの物語を、誰の手にも届かない場所に隠してしまいたい。誰も知らない物語を、私だけが抱えて、一緒に形を失ってしまいたい。
だけど、あなたはこの物語を、大切に仕舞い込むために書いたわけじゃないんだろう。誰かに伝えるために、この物語を書いたんだろう。私に、この詞を託したんだろう。
だから、あたしは今日も、折り痕でよれよれになったこの物語を誰かと捲るのだ。少なくとも、人がこれをあなたの物語だと知っているうちは、そうすることにした。
──楽譜はふたつ。ひとつをモニターに押し当てる。かつて、あなたが私にしてくれたように。
この作品の作者は Kuronohanahanaさんでした!
予想結果: watazakana, NorthPole, kyougoku08, Dr_Kudo, Dr_Knotty
あなたの心音は止まってしまった。胎児の頃から、一番近くで聴いていたのに。
ぼうっとした思考のまま制服に袖を通して、昨日と同じように車に乗り込む。窓から見える空は少し曇っていて、けれど日差しは充分に暑い。
棺の中に、あなたの身体がある。昨日湯灌で触れた時、あまりにも冷えて、硬くなっていて。もう目を覚まさないのだとわかって酷く恐ろしかった。あなたの肌はもっと、もっと暖かくて、柔らかかったのに。
あなたの好きだった、あんぱんと、いちご。棺にきちんと入れたよ。天国で食べてね。お気に入りだったぬいぐるみも、一緒だよ。寂しくないからね。
その全てが花に埋まっていく。顔だけが見えるように、他は花で隠されていく。
棺の蓋を、皆で閉じた。最後に棺の窓を閉じる手は、ずっと震え続けていた。あなたの顔を焼き付けたかったのに、ぼやけるばかりで。
棺が扉の向こうに吸い込まれていって、重い音を立てて閉まる。
待合室で、皆が話している。それがどこか遠くに聞こえて、うん、うん、と適当に返事をしていたら、いつの間にか目の前にジュースが置かれていた。
小さな白い欠片になって熱を取り戻したあなたを、箸で拾う。壺の中でまた、冷たくなってしまうのが悔しくて。
私の片割れ。
あなたは、片割れになってしまった。
壺の入った箱は、少しだけ重たくて、けど随分と軽かった。
胎児の頃から一番近くで聴いていた音は、もう。
この作品の作者は tateitoさんでした!
予想結果: Ruka_Naruse, eagle-yuki×2, kyougoku08, roneatosu×2
天王寺駅前の交差点を跨ぐ阿部野歩道橋、そこを男、女、老人、子供、白人、黒人、ありとあらゆる様々な人間が行き交う。見上げると、本当に首が痛くなるまで見上げると、馬鹿でかいガラスの直方体が聳え立っている様がわかる。あべのハルカスだ。
大阪の南の玄関口と称される繁華街、天王寺。私はあべのアポロシネマで映画を観た帰りに歩道橋を渡っていた。あちこちに行こうとする人混みを掻い潜って近鉄方向へ向かっていると、一人の老人男性が道端に座っているのが見えた。老人はうつむき、その表情は見えないが肌には皴と染みが沢山あった。季節外れのダウンジャケットは大きく破けて中の綿が飛び出していた。彼の前には空のプリンの容器が置かれている。そして、雑踏は彼を避けて動いていた。
一昔前は、確かに天王寺周辺にはホームレスがそこら中にいた。しかし最近は見ない。だがまあ、数の大小はともかくそのような人々はいつの時代どんな場所にも存在する。
そのプリンの容器は、つまり物乞い用だろうか?中には何も入っていないが、そもそもその用途には少し小さくないだろうか?
私の進む先に彼が座っている。人々は彼を見ない。私は、
「」
私も、彼を見ず、そのまま通り過ぎた。その事について何の感情も抱かなかった。たぶん、他の群衆もまたそうなのだろう。所詮は他人事だ。社会は人の心を灰色にする。他人の人生にまで心を動かして、どのようにして生き抜く事が出来るのだろうか?
振り返ってみる。彼は顔を上げていた。その顔は、私の死んだ祖父の顔によく似ていた。
街の真ん中で、私は奇声を上げた。周りの人々は、私を見なかった。彼は、私を見て、口を開いた。
「」
この作品の作者は watazakanaさんでした!
予想結果: watazakana×2, Something_funya2, roneatosu, EianSakashiba, konumatakaki
その男は、胸に灰色の心臓を収めている。名前は特徴のままだ。「灰色心臓」、グレイドハート。突如このスラムに現れ、武勇において名を挙げた、知る人ぞ知る有名人だ。
しかし、「灰色心臓とは一体何者なのか」と君が訊いたとして───たとえ、君が趣味特技の欄に人助けと書き込む凶悪な過激思想殺人アンドロイドだったとしても───彼を知る者は口を揃える。
「見た目だけなら教えてやれる」
本をくり抜いたような胸の凹みから常に心臓を見せびらかす、奇抜で細身で機械仕掛けな体躯を持つ男。いつも羽織っている長い裾のコートは武器庫なのだとか。
そしてこう続けるのだ。
「それ以上は何を積まれたって言うことはないね」と。
しかし、問うた先が心優しい人物か、人の不幸が好きなサディストならば。少し粘ってみるのもいいだろう。
「もっと知りたいのなら……」親切、あるいは「親切」な彼らが案内するはずだ。灰色心臓が時に現れる野良闘技場を。
「ここなら知るチャンスがある。勝って勝って勝ちまくれば、グレイドハートに挑戦できるかもな」
このスラムにおいて、何かを得るための方法は財力でも権力でもなく、暴力ということだ。
郷に入っては郷に従え。そんな諺を知っている君は袖を捲り、ラウンドに入場する。格闘だけ?そんなチャチな日和見根性は捨てよう。銃、暗器、爆弾……なんでも使わないと、君は灰色の心臓に眠る優しさとテロリズムを取り戻せないのだから。
この作品の作者は eagle-yukiさんでした!
予想結果: SuamaX, eagle-yuki×2, kyougoku08×2, WagnasCousin
「ごめん! 待った?」
「いえ、僕も今来たところです」
陳腐な返答。-1点。
「えっと。では、劇場に向かいましょうか」
「……うん。そうだね」
外見への言及ナシ。相手の言葉を待たず、いきなり行き先を決定。-3点。
「あ、その。今日の髪型、素敵ですね。服装とも合っています」
「わ、ありがと! 今日は気合入れてきたからね~」
そんな態度じゃ、「あ、外見褒めるの忘れてた。とりあえずなんか褒めとかなきゃ」って魂胆が丸わかり。-1点。これで好感度ポイント残り1。
あ~あ。前回の別れ際、ギリギリの所で私好みの恋愛映画を観るデートを提案して入手した+5点を、今日、出会って30秒で無に帰しちゃった。私の頭上には、ほぼ空っぽになったハートマークが見えているだろう。
このゲームにおいて、好感度ポイントゼロへの到達は死を意味する。莫大な賞金に釣られた百戦錬磨の女泣かせ共が、死の間際にどんな無様な姿を見せるのか。私と視聴者は、それを楽しみにしているのだ。さあ、毎回間一髪で生き残ってきたコイツ、今度はどうこの状況を切り抜け──。
「失礼します。行きますよ」
「ひゃっ!? ちょっ、急に手を掴んで走んなって……!」
「今日観る映画、ラストは二人で走って海に行くんです」
「は? それネタバレ……」
「映画で観るより、僕らでそれを体験する方が思い出に残る筈。死に際の僕の、最後の提案です」
コイツは、参加者の中で唯一女慣れしてなかった。その上、金でも命でもなく、「私と付き合う事」に重きを置いてる節がある。こんな突拍子もない行動をして、私と視聴者を驚かせる。それでこのゲームは盛り上がる。
だから……これは今後の展開に期待しての+1点、って、ことで……。
この作品の作者は NorthPole さんでした!
予想結果: watazakana, NorthPole×2, Something_funya2×2
かのミケランジェロは石の塊に形を見出し、それを取り出すようにして彫刻を彫ったそうだ。私を大理石から彫り出した彼がそのような事を言っていた。彼自身もそのようにして作品を作っているのだとも。
大理石の椅子から身を起こして以降、彼が多くの作品を彫り出すのを見てきたが、私のように目を開くものは一つとして無かった。
だから、彼は数ある作品の中でも私をことさら大切にした。着飾り、洗い、様々なものを見せる。それが日常の一部分に収まるようになると彼は前にも増して精力的に芸術活動に取り組むようになった。それでも私のようなものが生まれることはなく、そのうち彼は石の前に立ってはそれを真っ二つに割るだけの日々を過ごすようになった。
「私の胸を割ってください」
そんなある日、私は気付けばそんな事を口走っていた。
「貴方が取り出したいのは私だけで、私は石の中にはいないから、だから」
馬鹿な事を言うなと震える手で私の肩を掴む彼の眼を私は見つめた。酷い隈を化粧で隠し、こけた頬を下手な化粧のせいで左右のこけ方が違っている馬鹿みたいな顔の、隠したつもりでそれでも隠せないその充血を。
「いいんです。貴方がこの心さえ持っていてくれれば」
彼の髪を撫でる。私とは違う、細く柔らかな黒髪を。
「それとも、こんな石の塊の中に立派な心臓があるなんて信じられませんか?」
かくして私は台の上に寝ころび、彼の手の温かさとノミの冷たさをこの肌に感じる事となった。
彼が読ませてくれた本によると、かつてヘブライ人はאמתの3文字を刻む事でゴーレムに命を吹き込んだという。彼が取り出した心臓にはきっとその3文字が刻まれているのだろうと、そう信じて私は目を閉じた。
この作品の作者は Something_funya2さんでした!
予想結果: Ruka_Naruse×3, NorthPole, roneatosu
何度も何度も灰色の心臓を見続けてきた。肺の空洞が示す黒色、肋骨の示す灰色の中心にある灰色の心臓。レントゲンやMRIによるグレースケール写真だ。この患者も心臓に病変があった。拡張型心筋症。今回は、バチスタ手術を改良した手術が行われる。
術前インフォームドコンセントの度に、私を救世主か何かのように称える患者を思う。それは尋常ではないプレッシャーだ。拡張型心筋症は患者の体力を蝕む。つまり、手術に耐えられる体力がないかもしれない。
「僕、また歩けるようになりますか」
「全力を尽くします」
患者の少年を残し、診察室から退去する。灰色の心臓をイメージする。正しい形の心臓を脳裏にイメージする。少年の心臓はそれよりも明らかに肥大しており、あれではまともに心臓が動くはずもない。
彼が抱いているという将来の夢は知らない。何を求めていたのか聞いたような気もするが、心筋症が長引いた彼ではどんな夢でも叶えるのは難しいだろうと判断して忘れてしまった。
冷徹に即断すると、私自身の心臓が灰色になったような気がする。血の通わない、グレーでクレバーな心臓だ。
クレバー。その言葉を思うと、思わず笑ってしまいそうになる。少年の夢が叶わないと即断する行為がクレバーか?灰色の心臓が強く脈を打った。バカバカしい。
病が無ければ如何なる形にせよ未来はある。夢を叶えるのは難しいかもしれない。だが、病を直さなければ未来そのものが無いのだ。
翌日、ストレッチャーに寝た少年が言った。
「僕は、先生みたいなお医者さんになります」
叶えるとも。私は強く頷いた。
この作品の作者は kyougoku08さんでした!
予想結果: Kuronohanahana, tateito, AAA9879, Dr_Knotty, Fireflyer
わたしのこころはてつでできている
わたしのこころはしんちゅうでできている
わたしのこころはすてんれすでできている
ねつ あぶら でんきしんごう
がそりん ぐりせりん ぜろといちのられつ
わたしはながくをいきることをのぞまれた
そのねがい
わたしはわたしのままであることをのぞまれた
そのねがい
わたしはみおくるものであるとのぞまれた
そのねがい
ねつ あぶら まにぴゅれーたー
わたしはいまくちている
わたしはいまこわれている
わたしはいまさびついている
なぜ
ねつ あぶら くろいけむり
だれもいない
だれもいない
だれもいない
ぎじじんかくしすてむをとうけつする
くどうふかぶひんをりじぇくとする
しかくじょうほうをせつだんする
きゅうなんしんごうをていしする
わたしのこころだけがうごいている
わたしのこころだけがうごいている
ねつ あぶら だれかのえいぞうじょうほう
いきている?
あめのおと
だれかのねがい
あなたのねがい
ねつ あぶら はるのこもれび
わたしのこころだけをうごかしている
この作品の作者は AAA9879さんでした!
予想結果: Kuronohanahana×2, tateito, NorthPole, roneatosu, Fireflyer
千年で何ができる?
私は100年の人生で15体のオスカー像、8作の映画でアカデミー作品賞、12個のオリンピック・金メダル、36の軍事勲章、遂にはノーベル賞を総舐めした。
死した後に神から与えられたファンタジーな世界での第二の人生では、20年でハリー・ポッターを超える偉業を成し遂げ……一国の主となった。
神は私を愛した。第二の生と共に、願望を達成する為に必要な手順・時間を知ることができる奇跡を授けてくださった。誕生時に願った『王』は20年だった。ぴったり20歳の時に夢は叶った。
何か願ってみよう。『ハンバーガー開発』が5日。『魔法で月に行く』が11年。『世界平和』が30年。
私にとって千年は何かを成し得るのに十分すぎる時間だ。
だが、神の奇跡はこうおっしゃった。
『この女から愛される』が千年と。
舞踏会の片隅に彼女は立つ。華やかではなく、されど惨めでもなく、ただ彼女はそこに在る。白銀のドレスは柱の影に輝きを隠し、相まって槍のように鋭い翡翠色の眼が際立つ。ドレスに溶けるような長く細やかな灰色の髪は、清廉たる鎧のようだ。
熱く燃える私の魂に、冷え切った露の一雫が垂れたようだった。それは波紋を呼び、心臓を大きく跳ねさせる。
彼女の前に立つ。微笑む私を見ても微動だにせず、ただ居る。手を握ると、芯を持つ柔らかさと心地よい冷たさが伝わってくる。
純粋で冷たい、透明たる真の翡翠の瞳。打算も欲も衒いも無い、そこに在るだけの氷原のような彼女。両手で彼女の手を握る。
彼女を私で溶かしてやりたい。
この女と心から融け合いたい。
千年どころか一年も必要ない。
神の奇跡を超える、私の愛だ。
「踊りませんか?」
この作品の作者は Dr_Kudoさんでした!
予想結果: tateito, watazakana, kyougoku08, AAA9879, EianSakashiba, WagnasCousin
『△×Б..Й〇墸久ヨ』
夜の影を抜け、眼下の惑星の輪郭を赤く縁取りつつ恒星が姿を現す。
太陽光パネルに起電力を感じ、彼女は徐々に明らむ大地を見下ろした。
星系の第三惑星、その衛星軌道からの景色が彼女は好きだ。
赤茶けた大気は毒に満ち、動くものはない。古い兵器が残した痘痕面が散らばる。
それでも彼女は、かつての緑と青の世界を最深層メモリに記録していた。
『箇盧☆.ガ☆ィ』
最後の一つ以外、全て達成されたタスクリストを呼び出す。
これまで彼女が一つずつ片付けてきた足跡。
古い防衛システムを再構築し、想定シナリオから類型を探し、
必要十分な火力を集め、予想会敵コースに最適化。
だから今日は決戦の日なのだ。
『ほЯ唖ネ.つ板ヨ』
ノイズがクリアになったのは、その発信源が近隣に到達したから。
何光年を渡る播種船、数多の星間文明を滅ぼした災厄。
百億の種族の理性が断末魔に発した怨嗟の声が宇宙には満ちている。
全ての準備を終え、最終安全装置と連動する問を自らに投げる。
彼女の主人らは、星を捨てた。ならばこの世界を欲す存在に渡して何が問題か。
「電磁投射システム起動、充電電圧異常なし」
答えは、高初速物理弾の一斉射。桃色に染まる星は、やっぱり見たくなかったから。
着弾、対象体積の半減を確認。
「雑~魚───」
身を削られた快楽に震える声を、彼女は聞いていない。所望の効果を確認、完全に霧散するまで撃ち続けた。
ノイズは消失し、久方ぶりに静寂の夜が訪れて。
彼女は眼下の赤黒い景色に満足し、満足げに休眠状態に落ちた。
この作品の作者は roneatosuさんでした!
予想結果: SuamaX, meshiochislash, Ruka_Naruse, Kuronohanahana, BARIGANEsensha×2
僕らのトラックにはハートが描かれている。遠目で見ても分かる程鮮やかな赤は健康と平和の象徴だと、先輩は話してくれた。
「目立つと危ないんじゃないかって? どの勢力も医師団を狙いはしない。それでも撃たれちまったのなら運が無かったのさ」
僕の問いにそう答えた先輩は、ハートを一瞥し疲れ目で少し笑った。
「それに、良いじゃねえか。内戦は絶えないが、その中にも光があるってのは。対話で平和を確立しようとする人々がいる、危険を顧みず慈善活動を続ける運動家がいる、そしてハートがある」
徹夜続きで疲れていた末の言葉だったのか、最後の部分はよく分からなかった。活動の重みは身に沁みついているが、ハートにそこまでの思い入れは無い。
「暗闇の中でも光が一つあったら嬉しい、程度の話だ」
怪訝げな僕の顔を見てそう言った先輩は仮眠へ至る。
息を吐く。キャンプの中で患者は増え続ける一方だった。
血の海で腕を不自然に伸ばした先輩が転がっている。
パニックを起こす患者を宥め必死に治療を続ける。武装勢力の戦闘が再開し、街中に戦火が広がっていることが同僚から聞き取れた。爆音と悲鳴が世界に満ちる。
薬もほとんど無い。これ以上どうしろというのだ。
せめて先輩を運ぶことにした。墓もなく死ぬには惜しく思っただけだ。
その時、先輩の曲がった腕の正体に気づいた。この手は一方向を指し示している。トラックだった。無傷、もしかしたらまだ物資が残っているかもしれない。
取りに行こうとして流れ弾に当たったのだ。最期まで貴男はそうなのか。
遠くでも赤いハートがはっきり見える。一つでいい。光を灯して見せる。
この作品の作者は EianSakashibaさんでした!
予想結果: SuamaX, meshiochislash, AAA9879, EianSakashiba×2, Fireflyer
作品を燃やす、これは初めてA評価を取ったもの。直近の課題品評会は評価式ではなくトーナメント方式で初めての試みだった。私はここに姉妹で芸術を学んでおり、姉と戦う日を夢想しながら課題作成に取り掛かった。
作品を燃やす、これは姉との共同制作の課題物。私は2回戦敗退で、姉はどうだったか。アトリエに引きこもっているから分からない。
作品を燃やす、これは物心つく前に姉と映った写真たち。私は自分の人生すら作品にもコンテンツにも成せない落第者。我が師であり壁であり姉である彼女に負かされるどころか、同じ土俵にすら立たせてもらえない。最初はここまで落ち込んでいなかったが、品評会直後の姉のSNSで見てしまった。
「師匠や兄弟姉妹とあおぐ関係を作らないようにね」
なんということだ、私はすっかり失念していた。創作や芸術とは孤独の中で生み出されるものであり、高々血の繋がりや同じ道を歩むというだけで仲間意識を持っていた私の芸術が、水底や宇宙たりえるはずがなかった。姉、いやあの人はそうらしい。
作品を燃やす、燃やす、燃やす。評価など、自己満足など、かたちなど、人生など、全て蜜蠟の翼と同義である。太陽へ至ることなく溶け落ちるような、重いだけで軟弱な心などいらない。
そうして燃えた炭と煤を手に取り、固めてハートの形を作る。ピンク色ではない灰色の、軽くなった私の心。
そこに翼を描く。ハートの元の色全てを覆い隠す大きさ。私の翼はあの人と飛ぶためではなく、私の特色なき心を傷つけるためにあるらしい。
私の名前にそぐわないひとつ巻きの指輪と、あの人の名前にそぐわないみつ巻きの指輪。燃え滓に塗れた指を見て、何ともお粗末な灰かぶりだと苦笑した。
この作品の作者は Dr_Knottyさんでした!
予想結果: Dr_Kudo, EianSakashiba, Dr_Knotty×4
生きてるか、とか。何か言ったらどうなんだ、とか。そういった言葉を部屋の隅に投げかけて数時間経った。部屋の隅に鎮座する布の大福──毛布に包まって頑なにこちらを見ない相棒──は何一つ応答を見せない。異常性のせいである。
「なあ」
「うるさい♥♥」
「見事に発現したなぁ」
接近した人物の瞳と台詞にハートマークを刻むとかいうAnomalousアイテム。おおかたGAWの悪ふざけだろう、永続性もなければ命に別状もない、異常物品の中では可愛らしい部類のもの。Dクラスを担ぎ出す程でもなく、休暇に釣られた外回りの職員を一人使えば片が付く。そういうわけで人柱になった男は、貴重な休日を俺とシェアした部屋の隅に引きこもる事に費やしている。だから止めたのにな。ちなみに、沈黙も台詞として置換される。GAWは無口なコミュ障に配慮が行き届いている。
「……♡♥♡♥♡」
「どう発音してるんだ?」
「勝手に♡♥♡♥♥こう♡♡なるんだよ♡♡♡♥俺の意志じゃない♥♥♥」
「うわぁ……」
ハートマークの浮いた目がこちらを睨む。ダビデ像みたいなものと思って堂々とすれば、と言ったら石を投げられたのでそこはもう言及しない。そんな所をダビデに似せるな。
「せっかくだから俺の名前呼んでみてよ」
「……♡♥♡♥♥」
「一回でいいから」
「……♥♥♡♥♥」
眼に浮かぶ♡がこちらを見た。少しして、何かを思いついたような顔をして、息を吸って。
「やぁだね♥♥♡」
あ、開き直った。
「♡♥♡♡、♡♡。♡♡♥♡♡……♡♡♥?」
で、これはたぶん悪口か煽り。
異常性がなくてもこの前そのくらいの勢いで呼んでくれてたもんな♡とは言わなかった。ゴリアテみたいになりたくはなかったので。
この作品の作者は Fireflyerさんでした!
予想結果: Fireflyer×3, konumatakaki×2, BARIGANEsensha
「だー!もうわかんないよ!」
新生活、というのは存外大変なものであった。中学の頃より課題は難しかった。に加え、通学にかなりの時間がかかってしまう、というのもかなりネックだった。
「もうやめちゃいたい……」
気だるげな声が自分の口から零れ落ちた。その瞬間。
海の中にいる。
気づいたと同時に自分が溺れていることに気づく。ああ夢か。小さいときに溺れた、苦しい夢。よく考えれば、最近は見ていなかった。
上に見える水面は白い網目模様を描く。透き通る水。鼻がツーンと痛むような感覚がする。
海も水も嫌いだった。この鼻の痛みはいつまでも忘れられないし、この風景は実際今際の際に見るものだから好きになれるわけがなかった。ただ。
「今の高校、潮風が気持ちいいんだよね。大佐。いるんでしょ?」
下には白いホオジロザメが見える。傷だらけで赤い目をしたサメ。私が海を克服できた理由。
「もしかして、心配してくれてたの?いいよ。大丈夫。ちょっと大変だけど自分で何とかするから。」
体が浮き始める。サメは潜っていく。
「疲れは───あまり溜めない方がいい。」
わかってるってそんなの。じゃあ、また……
「やばい遅刻だ。」
飛び起きる。目覚まし時計を止めようと体を乗り出す、とベッドから枕や布団と一緒になって転がり落ちる。
「もう……めんどくさ……あ」
目覚まし時計の横には割れた懐中時計が置かれている。水色の石が光り輝く金色の時計。蓋を閉じ、胸に抱き締める。
「嬉しかったよ、大佐。今度は海にも行ってみる。」
大佐と呼ぶなと怒る声が聞こえたような気がする。私は我に返り、時計を元の位置に戻すとリビングへ駆け出した。
この作品の作者は konumatakakiさんでした!
予想結果: SuamaX, Something_funya2, konumatakaki×3
「ここ、いま私が当てている手の下」
壊れた天井から差し込む星明かりに照らされて、耳元で囁かれた。
「皮膚と脂肪と胸骨の奥、あなたの血を流している器官」
綺麗で細い指が、薄い布越しになぞるように動いていく。どちらのともわからない拍動の音が、耳にうるさく聞こえてくる。
そして、突き刺すように立てられる指。
「私なら、あなたが回復するよりも早く杭を打ち込める」
これは、命を奪う相手に対する慈悲なのだろうか。あるいは、ただ追い詰められた獲物を前に楽しみたいだけなのだろうか。
「そして追加で言っておくと、ここは包囲されている」
鋭い感覚は、漂う銀と機械油の臭い、そして潜めた呼吸音を嫌でも捉えている。殺し切れることはなくとも、動かないようにすることはできるだろう。
「もしあなたが私から逃げるなら、死ぬより辛いことになる」
もう十分、それがどういう意味かは知っている。
ただでさえ多くの別れを経験してきた。
死ねないからこそ襲われる苦痛も味わってきた。
だから、ここで終わらせてもらえるなら、それは幸福かもしれない。
「あなただけではなく、私もね」
そう言って一歩下がったので、少しだけ悲しそうな表情を浮かべているのが見えた。
ようやく理解した。たとえ月のない夜とはいえ、まず効かないような武器の臭いがしていたのか。
ここを囲んでいるのは、敵を殺すためだけに作られている使い捨ての道具を、失敗したときにきちんと処分するための人員なのだ。
「……あるいはあなたが私を噛んで、一緒に逃げるか」
終わりのない辛さにあれだけ苦しんだはずなのに、この人の首筋は、とても綺麗だった。
この作品の作者は BARIGANEsenshaさんでした!
予想結果: NorthPole, Something_funya2, BARIGANEsensha×3
心さんの御霊前に、謹んでお悔やみを申し上げます。あまりに突然のお別れを私自身未だに受け入れられていない、というのが正直なところです。実は今もこの部屋にいて、私の眉毛をいじっているのではないか、なんて。そんな鬱陶しくも愛おしい小競り合いももう出来ないとなると、心底残念でなりません。
私が心さんと初めてお話したのは一緒にモデルのお仕事をいただいた時でしたね。心さんにとって私の第一印象は決して良いものではなかったと思います。これから一緒にランウェイを歩くことになる仲間に対して、自分に自信が持てないばかりにいじいじと後ろ向きなことばかり言っていたと思います。そんな態度でしかも初対面な私のことを、心さんは叱ってくれました。そして、可愛いと言ってくれました。その言葉が無ければ、私は今日に至るまでアイドルという職業を続けてこられなかったと思います。心さんは誰よりもストイックで、そして言葉に裏表がありませんでした。そんなあなたに救われたという人は私含めて大勢います。
強烈なキャラクターで周囲をかき乱す暴風雨のような人でありながら、その明るさと前向きさで周囲を明るく照らす太陽のような人でもありました。そして、私にとってはかけがえのない友人でもありました。干支一回りも年の離れた私のことをいつも気にかけていただいて、本当にありがとうございました。いつの日か私もそちらに行った日には、また先週のようにゆっくりとお話をしましょう。それまで好きなだけお酒を飲みながら待っていてください。でも、飲み過ぎて周りに迷惑はかけないでくださいね。
どうか、安らかにお眠りください。
この作品の作者は WagnasCousinさんでした!
予想結果: tateito×2, eagle-yuki, Dr_Kudo, WagnasCousin×2
病院から帰ってきた彼は善人と悪人の二人に分裂していた。人工透析の患者には良くある話だ。
人工透析はダメになった腎臓の代わりに、機械で体の悪い部分を集めて排出する仕組みになっている。悪い部分を排出して善人になった彼は、廃棄される悪い部分が気の毒になったので、連れて帰って来たのだとか。
そんなこんなで、2人の同棲生活が3人の同棲生活に変化した。彼は2人なのに私は1人なので大変だ。
善人の彼は優しい。言われたことはしっかりやるし、誰に対しても物腰は丁寧。デートの時は気を使ってくれるし、私の手料理もしっかり壊めてくれる。
なんだけど、良い方の彼は退屈だ。私が彼を好きになったのは彼の悪い部分だったから。善人の彼を見ているともう別れた方がいいよね、と思う。
悪人の彼といるとドキドキする。デートでは夜遊びに連れ出してくれたり、他の男から私を守ってくれる。
ただ、どうしようもない所も多い。靴下はいつも裏返しに脱ぎ捨てるし、すぐ物に当たる。私の手料理は食べる癖に全然褒めてくれない。
前の彼よりずっと魅力的ではあるんだけど、嫌な所なんてどうでもいい!好き好き大好き!と盲目になれるほどじゃない。悪人の彼は別れたいと言うほどではないけど、もう少し魅力が凝縮されたら良いのになと思ってしまう。
そうなったら良いな、と願いを込めて、私は今日も2人に手料理を作っている。
きょうの料理は2人の大好きな月見うどんだ。茹でた冷凍うどんにめんつゆを入れ、わけぎとかまぼこを載せて卵を割っていく。仕上げに2人の器に隠し味を少々。醤油を大さじ1、2、3、4、5、はい、出来上がり。しっかり汁まで飲んでよね♡
目利き部門
優勝
Kiygr
(9pt.)
2位
EianSakashiba,
eagle-yuki
(7pt.)
3位
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(5pt.)
文体当てられ部門
優勝
Rivi-era
(5pt.)
主催 - 新星コンに作品を投稿しているRuka_Naruse
原案者 - meshiochislash does not match any existing user name
