第十七回 - 700字文体シャッフル

700字文体シャッフル: ミスディード!

テーマ: 罪咎

投稿期間: 11月23日 ~ 11月25日 11月27日

予想期間: 11月26日 ~ 11月28日 11月28日 〜 11月30日

参加方法: 以下のグーグルフォームに必要事項を入力して送信してください

https://forms.gle/bLoe1CzTU33yJh4N6

レギュレーション: ①700文字以内 ②今まで世に出していない ③1作まで ④短歌でない ⑤社会性がある ⑥AI作でない ⑦読解可能な文章である

※ レギュレーション違反の作品は公開されないか、公開後に気づいた場合は非公開になります。事前連絡は基本できません。暴れるときは空気を読んで自分の責任で!

Q and A

Q.文体シャッフルって?
A.みんなで匿名で文書いて、それを誰が書いたか当てる企画です! だから何書いたか言わないでね!

Q.過去作は?
A.下記リンクから文体シャッフルハブに飛べます!

http://pond-of-lotus.wikidot.com/500or700

Q.構文は?
A.by ukwhatnukwhatn。偉大なる御大に感謝。



主催 - KuronohanahanaKuronohanahana

技術協力 - Dr_KudoDr_Kudok-calk-cal

原案者 - meshiochislash does not match any existing user name






A グループ

この作品の作者は NorthPole NorthPole さんでした!
予想結果: NorthPole, Gokipo, Nanasi1074, CRC-601, Rivi-era, tateito


その一言と共に全てが終わった。

「ざまあみろ」

最初から分かっていたはずなのだけど。

これが罪というものなのか。

これが咎というものなのか。

とうに抜け落ちたナイフを眺め、静かに唇から言葉を漏らす。

血溜まりと彼女を見つめて生まれる声は脳裏に浮かぶ言葉そのまま。

「なんで、こうなっちゃったかなあ」

痴情のもつれなんて言葉で片付けてほしくはないけれど、蓋を開ければどうやらそういう結末らしい。

悪かったのは思うに私の二股か、あるいは彼女の三股か。

いくら考えてみようとも結論は何も変わりはしない。

そんなのただの言い訳で、どう取り繕おうと同じ事でしかないのだろう。

「悪気があった訳じゃ、ないんです。あなたの事は大切だった。信じてください。本当です。それだけは絶対に、本当、なんです」

宥めるための言葉なんてもはや意味を持たないのに、まるで言い訳でもするかのように言葉は口からまろび出る。

それは正当化のためだったのだろうか。同意を求めた故なのだろうか。どうしようもなく虚しいのだけど、動く唇が止まらない。

「でも、これで、良かった。そう思います」

一人はただただ立ち尽くし、一人はただただ床に臥す。こんな結末を望んだわけではなかったけれど。

だけど、まあ、過ぎ去ってしまった事なのだ。

無益な言葉が口をつく。間違っていたのは私なのか、彼女なのか。思い返せば分からないままに全てが終わりへと向かっていった。

「さようなら」

結局のところべっとりと血に濡れた掌、貴方が綺麗だと言った白い肌は、きっと最初から貴方が言うほど綺麗なものではなかったのだ。


B グループ

この作品の作者は rokuroururokurouruさんでした!
予想結果: rokurouru×3, k-cal


病的に白く円いディッシュ、燻んだ鈍色のフォークとナイフ。
無機質を象徴する様な食器の上に置かれたのは、深く紅い一本のカーネーション。

供花を喰らう。


「食べられて死にたいんだ。命を次に繋げられるから。」

彼女は唐突に言った。それを言った場には僕ら二人しか居なかったから、多分僕に言った事だと思う。一緒に潰し損ねた暇を殺していた時の事だ。少しの同意もできないその発言だけど、彼女の顔は泣いても笑ってもいなかった。だからきっと、あの言葉は本音だった。そう気づいたのは彼女の葬式に並んでいる時だったけど。

理不尽な死だった。理解すら今一できなかった。開かれた葬式には、僕と面識が無い人も大勢来ていて。顔も名前も知らない人が彼女の名前を呼びながら涙を流す度に、彼女の存在が少し薄れていく気がした。

それがとても嫌だったから、沢山の人と話をした。彼女の趣味。聴いていた曲。語っていた夢。どれも僕が知らない事だらけだった、のに。嘗て彼女の言ったあの言葉は、本当に誰も知らなかったんだ。
 

僕は彼女を殆ど知らなかったけど、望んだ死様だけは知っていた。

僕は供花を、一本盗む事にした。

 
灰緑の茎を切り分けて、花弁をフォークで突き刺して。柔らかなそれを、静かに口に運んでいく。舌の上で融ける花弁が喉を通っていく度に、少しづつ彼女の死が身体に染み渡っていく。

全てを食べて喰らい尽くして、残った白円の骸を眺めたその先に。
漸く零れた一つの言葉は、笑ってしまう程凡庸で。

「君には、生きて欲しかった。」

僕はずっと、それだけの事を言えなかったんだな。


目利き部門


総合優勝

KiygrKiygr, FireflyerFireflyer

(14pt.)


総合2位

rokuroururokurouru

(9pt.)


総合3位

EianSakashibaEianSakashiba

(5pt.)



Aグループ優勝

rokuroururokurouru, FireflyerFireflyer

(6pt.)


Aグループ2位

KiygrKiygr

(5pt.)



Bグループ優勝

KiygrKiygr

(9pt.)


Bグループ2位

FireflyerFireflyer

(8pt.)



文体当てられ部門


総合優勝

usubaorigekiusubaorigeki

(6pt.)


総合2位

EianSakashibaEianSakashiba

(5pt.)


総合3位

Musibu-wakaruMusibu-wakaru, meshiochislash does not match any existing user name

(4pt.)



Aグループ1位

usubaorigekiusubaorigeki

(6pt.)


Aグループ2位

EianSakashibaEianSakashiba

(5pt.)



Bグループ1位

meshiochislash does not match any existing user name

(4pt.)


Bグループ2位

rokuroururokurouru, sian628sian628, carbon13carbon13, KuronohanahanaKuronohanahana

(3pt.)