第一回 - 700字文体シャッフル企画

第一回:700字文体シャッフル企画


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テーマ:祈り

参加方法:meshiochislashのTwitterかDiscordのdm、wikidotのpmに700字以下の短編を投げる。お一人様一つまで。

参加資格:SCP-JPに著作がある。AIでない。

Q.文体シャッフルって?
A.みんなで匿名で文書いて、それを誰が書いたか当てる企画です!だから何書いたかいうなよ!

Q.期間短くね?
A.ああ!

Q.過去作は?
A.下記リンクから文体シャッフルハブに飛べます!

http://pond-of-lotus.wikidot.com/500or700

Q.構文は?
A.by ukwhatnukwhatn。偉大なる御大に感謝。




author:Dr_kudo

Dr_kudo meshiochislash×2 ruka-naruse×2 sansyo-do-zansyo hasuma_S Dr_knotty


最近酒を覚えた。直に煙草も吸うだろう。

炭酸水と氷を用意してると、2時きっかりにチャイム。玄関のドアの隙間、明滅する廊下の灯から逃れた影が滑り込む。夜闇の色をした長ソックスと短パン、暗い無地のシャツ。似合うのは素材がいいからだとは彼女の言。手に提げたビニール袋だけが白く浮いて、中からスミノフの小瓶が涼し気に挨拶。

「せふ、これお土産」
「また?」
「ウィルキンソンあるよね!始まっちゃう」

来訪は親が契約したBSで見れる海外クラブ目当て。勢いよく腰を下ろした隣に身を寄せると、小柄な体躯が放つ熱気を感じた。グラスを渡すと犬歯がチラリ。キックオフ。彼女との他愛無い会話も開幕。

「ね、いいサッカー選手ってなに?」

FWは得点力、MFは走力、DFは対人守備力。画面を注視しつつ数えて折れる細い指、でもその反対の手先は何度も驕奢なライターの肌を撫でる。この部屋で使われたことは一度もない。

「でもピッチで祈れる選手は好き。出来ることをやり切った証拠だから」

「っしゃ、勝ち点ゲット!」

大きな声を上げる彼女を私は外に誘った。機嫌よく同行する彼女に、チームが負けた腹いせじゃないけど、私は爆弾を放り込む。

「それ、どんな味?」

ジーンズのポケットから除く青くて奇麗な紙の箱。

「いやいや、吸うのならやめとけ?こんな重いの可愛くねえ。興味あるなら選んでやるから」
「ダメだよ、一生の相棒になる、かもな銘柄を人に決めさせるなんて」
「じゃあ御三家方式にしよう。そっから選べよ。な」

いつの間にか手を引かれ、私達はコンビニに急ぐ。次の試合の時間が迫っていた。空も白み始めている。まだ私に出来ることは残っているのか。

最近酒を覚えた。直に煙草も吸うだろう。




結果発表!

目利き部門 

優勝

12point suamaX

準優勝
8point k-cal

作風部門

優勝

4point No.21 teruteru_5