author:meshiochislash
meshiochislash×4 notyetDr×2 eveningrose
「それみたか愚かなんだよぼくたちは」背中のギターが皮肉な笑い
author:hoojiro_san
kskhorn Dr_kudo
何度目の
茶渋汚き
珈琲よ
命を削れ
夜が過ぎんとも
author:imerimo
imerimo×3 nanigashi_sato
聖の夜
異性の姿
探せども
見つかるものは
二次元の夢
author:Dr_kudo
Dr_kudo souyamisaki014 fes_ryuukatetu nanigashi_sato notyetDr
日暮れから降り始めた雪の中、人通りの絶えた公園を駆ける人影が二つ。羽織を着た少女と烏帽子の男。
「さっぶ。こんな夜にわざわざ」
「"今日降る雪のいや重し吉事"、か。あの男らしい」
その後ろを腹の白い鳥が異様な軌跡で飛ぶ。鵲だ。障害物に当たれども、鋭い嘴が太い木の枝をも易々と断ち二人を追う。
「定家!」
「六番」
少女は背後から札を取り出し、詠唱する。
「心あてに折らばや折らむ初霜の……」
踏み出した足跡から急速に冷気が広がる。
使い魔が標的を見失ったと知って、霊体となった幽鬼は滑るように現場を訪れた。一面に降りた霜の上を数羽、彼の眷属が警戒して飛んでいる。ここを離れた足跡はない。数歩分進んだところだった。
「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身も焦がれつつ」
朗々と少女の声が響き、男と鳥をまとめて火柱が包む。業火は渦巻き少女の持つ和紙に返ると、そこで一首の歌となった。封印完了だ。
「霜に紛れるって!クリスマスに凍え死ぬとこだった!」
「なあに、これで暖かくなっただろう」
少女が札を本に差す。これで27首。歌人の魂を集める旅は、まだ半ばであった。
author:stengan774
imerimo mtkani_666
「スーパーノヴァ
木枠の気狂い
断章取義」
これを貴女の
墓に刻むよ
author:nanigashi_sato
nanigashi_sato×2 carbon13 usubaorigeki nununu stengan774
茜刺す 朝日の照るも 徒らに 清し此の夜 なほ事も無し
author:shionome4ono
shionome4ono×2 mizinnus germanesono fes_ryuukatetu notyetDr
粉砂糖
はらりはらりと
そばにいて
凍てつく春に
サイレンは鳴る
author:mtkani_666
mtkani_666 Dr_kudo×2 stengan774 kskhorn
あさぼらけ、戯画と鉄骨構造の長く短い祭のおわり
author:nununu
mtkani_666 stengan774 eveningrose meshiochislash fes_ryuukatetu
歌を詠む。
多くは五七五に七七、時たま五七五、あるいは不定型。
歌を詠む。
ある時は赤く大きい夕焼けと、それと同じ色の山を。
ある時は黒い夜に降りる雪と、身体に降り積もる寒さを。
ある時は桃色に空を染め、散り際を愛でられる桜を。
ある時は白く陽光をはね返し、半透明の海月を運ぶ盆の海を。
歌を詠む。
Wordに詰め込まれた歌はがしゃこ、がしゃこと音を立てて形を得て、がしゃりと空けられた穴に通した黒い紐で束ねられる。
海月の歌を詠む頃に、僕は一年分の紙束と、いつもの同じ花を抱えて貴女の家に向かう。
僕に歌を教えた貴女の元へ、僕の稚拙な歌を運ぶ。
貴女の居場所に歌と花とを供えて、ひとつ合図をしてから手を合わせる。
歌を詠む。
ふわり浮き貴女は咲いた月の下 上から覗く僕だけが見てた
僕には未だ、あの夜月に手を伸ばした貴女の心が分かりません。
author:mizinnus
mizinnus×4 fes_ryuukatetu kskhorn
火炎ボール 飛び膝思念 飛び跳ねる ふいうちギガパ 蜻蛉フレドラ
author:notyetDr
notyetDr souyamisaki014 shionome4ono stengan774 meshiochi slash
乳香も金もないのに空を見る何も示さずただ光る星
author:souyamisaki014
souyamisaki014 meshiochislash×3
歌に価値が生まれるとすればそれはいつだろうか。
換言しよう。音が歌になるのは一体いつだろうか。音楽とはそもそも音の連続体でしかないし、猿にとってはセックスアピールでしかないって下世話な話もある。モテない陰キャの僻みとヒットメーカーの詩を峻別するその絶対の差、ただの陰キャと文豪の間にある最大の壁。ただのイタくて寒いだけのポエムが、それでも柔らかい温度を持ち得るとしたらそれは何がどうなったときか。歌が歌たりえる、その条件とは何か。
歌の本質とはどこに存するのか? 僕はそれを知っている。琴線を爪弾く声帯の振動。右脳から右脳へ伝わるコミュニケーション。
歌とは、歌われるからこそ歌なのだ。歌とは聴かせるものではない。歌わせるものだ。そうでなければそれは陰謀論のプロパガンダと変わらない。
だから僕は今日も歌う。僕の歌えるもので最も短い歌、五七五調なんか由緒正しいだけのオナニーって言えてしまうくらいの、最短最速で響くほんとうの歌。ヘッドホンなんてなくたって、思い描くだけで心震え熱を持つ、脳裏に焼き付くその姿、拳を振り上げる観衆を眼下に見下ろす我らの王、かのスターを呼ぶ声それこそが、歌なのだろう。
author:meshiochislash
meshiochislash yzkrt souyamisaki014 notyetDr
右足で踏み出している一歩目の 馬力が足りず露頭に迷う
author:souyamisaki014
souyamisaki014×4 nanigashi_sato
メシオチが正直みんな滑ってるだとかなんとか言ってましたよ
author:stengan774
stengan774 AIのべりすと carbon13
薄ら氷を
踏みても割れぬ
小雀の
軽きにも似た
君の口固め
author:carbon13
hoojiro_san notyetDr×2 fes_ryuukatetu stengan774
鈍色の磨りガラス君が割って 粉々のガラス目に入るから
author:fes_ryuukatetu
fes_ryuukatetu nununu mtkani_666
悴んで 衣重ねた 心根は
内から凍てて 崩れ逝くだけ
author:carbon13
carbon13 shionome4ono×2 meshiochi slash notyetDr
明るさは本屋を照らすのが1番いい 真昼間の陽は眩しすぎる
author:usubaorigeki
usubaorigeki×3 notyetDr
生物の死体を、あえて見るというのは禁忌だ。そして、それを冒した故の災いから逃れるための呪歌がある。俺はそれに救われた。
あの日、俺は夜道をふらふらと歩いていたんだよ。そしたら、ぐにぇっと柔らかい何かを踏んでしまった。
…犬の死体だった。そこで、俺はよせばいいのに、酔ってたからか死体に顔を近づけてしまったんだ。
その瞬間、目が合った。閉じた瞼が一瞬だけ開いて、また閉じた。
俺はすぐにその場から逃げ出した。でもその日から、目を閉じると頭の中で犬の鳴き声が聞こえるようになった。
目を開けたら犬が居るような気がして、瞬きすら怖くなった。それで、何とかしたくて色々と調べている内に、この歌を知ったんだ。
たまやかた よみちわれゆく おほちたる ちたらまたらに こがねちりちり
目を瞑り、犬の鳴き声が聞こえたと同時に、この歌を頭の中で詠んだ。すると、徐々に鳴き声が遠くなっていく気がした。そして、いつしか犬の鳴き声は聞こえなくなった。勘弁してくれたのだと信じたい。
何を目的とするかで短歌というものの在り方も変わる。これも…短歌という文学の奥深さの一つなのかもしれない。
author:notyetDr
usubaorigeki meshiochislash souyamisaki014 yzkrt
人肌の温度なんか教えるなや 野鳥にパンとかやるようなもんだ
author:germanesono
germanesono×2 mizinnus stengan774 kskhorn
腱皮消え 髄寒天に散る 寄る辺なし傘 心曠野を滑る
author:yzkrt
yzkrt×2 carbon13×2 fes_ryuukatetu
「寄席の席 その上に立ち ひたぶるに 言葉を紡ぐは オモ合哉」
え!なになに!どうしたの恐山!
いやね、私考えたんですよ。今の匿名ラジオに足りないものは何か。なんだと思います?
スカートの丈とか?
そうそうそう。スカートの丈は膝下10cm……っておバカ!
ありゃ。
我々進学校の女子生徒じゃないんだから。私はね、匿名ラジオには「雅さ」が足りないって言ってんですよ!
雅さ!?
ARuFaさん、次の匿名ラジオの更新日いつですか。
何だっけ、30日とか?
そうでしょう。もう年末ですよ年末!そんな大事な時にさぁ、成人男性が集まって「こんなアニメがみたいでつ~」とかくだらないこと行ってちゃダメなわけですよ!
まぁね。
というわけで今回の趣旨は「短歌でオモシロをやろう!」です!
「オモシロ」とか企画に入れちゃダメなのよ。
確かにまぁもう雅さが削がれてる雰囲気はありますけど。
(転換音)
じゃあARuFaさんからお願いします!
え~恐山が振ってきたんだから恐山からやってよ。
私はまだ出てきてないから。
今どのぐらい?
膝下20cmぐらい。
だからヤバイ進学校かって。
あるいは浸水情報ね。
それだいぶヤバい台風来てる時だから。
author:eveningrose
eveningrose notyetDr carbon13×2 usubaorigeki
列車待つ人の視線を目で追って今宵の月の眩しさを知る
author:kskhorn
eveningrose stengan774×2 nununu
『秋風よ 真面目はみんな 正しいか』。その句をいつ聞いたのか、誰が詠んだのか、覚えていない。だがそれを見た時、男だてらに声を上げて泣いたことだけははっきり覚えている。あの、2週間分の燃えるゴミが転がったワンルームの中で。あの、結露ですっかりカビた壁紙の6畳間で。あの句は何か、キツく張っていた自分の腹の底の何かを、あまりに鋭く引きちぎった。
『本当に正しいか?』『正しくあってくれよ』『正しくなきゃ困るだろ』『正しいって言ってくれよ』『やってきたことが正しいって』。真面目だとか努力だとか勤勉だとか、そういった美徳の一切は必要条件であって、十分条件ではないんだと。そんなこと分かってる、分かってるけどさ。正しいって言ってくれよ。でなけりゃ、俺、アホみたいじゃねぇか。
泣いて、泣き疲れて、空腹に耐えかねてゴソリと起き上がると、外はみぞれ雨だった。一人は耐えがたく、さりとて行く場所は無い。誰が何と言おうと、男の身である以上、どんな世でも外に出れば七人の敵がいるのだ。
傘も差さずにコンビニへ走る。あのクソッタレの句に、勝手に下の句を付けて。何度も口の中で繰り返しながら。
『ただしいはずだ ただしいはずだ』。
author:AIのべりすと
AIのべりすと×2 nununu
ある晩のこと、主人の家へ客が来た。その人のうわさを聞いていた妻は、夜ふけてから家を出たまま帰らない。主人の息子は父の気持を察して、その夜のうちに、月の砂漠の中を通って奥さんを迎えに行くことにした。息子が出かけたあと、父は一人で酒を飲んでいた。
と、そこへ、例のお客が来た。お客は主人を見るなり言った。
「私はあなたが好きです。私と結婚して下さいませんか?」
しかし、相手は自分の妻のあることを知っていて、わざとそんなことを言っているのだと思ったので、返事もしなかった。すると、お客はさらにこう言った。
「では、私の言うことを聞いて下さいますね? もし聞いて下さらなければ、死んでしまいましょう!」
それで仕方なく、何か用でもあるのかと思って、相手に席を勧めると、お客はうれしそうに座って、次のような話をした。
それはむかしの話であった。その昔、月の世界には美しい女王が住んでいた。ところが、ある日、女王は月宮殿の中で男に出会った。男は王子だった。二人はたちまち恋に陥った。そして、夫婦になりたいという願いをかなえるために、地上の国へ降りてきたのだった。それからというもの、月の砂の上には二人の足跡が残るようになった。
author:H0H0
ノートの上に雪の結晶が落ちた 白い息をてのひらでつつむ